伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

空を気にかけた1日・オスプレイ飛行の日

2014年07月21日 | 平和・戦争
 昨日は掲示板を作ってポスターを貼り出したり、草刈りをしたり、1時間30分ほどで草刈り機が不調になった(動力を刈刃に送るギヤがだめになったようで、エンジンをふかしてもパワーが刃に伝わりません。購入後5年程。修理しようか、それとも新しく購入しようか、いずれにしてもトホホ・・です)後は伸び放題の庭木の手入れをしていました。



 実はその間、空が気にかかっていました。草刈り機の轟音下では空からの音が聞こえることはありませんでしたが、庭木の手入れで使った電動バリカンの音は空から降ってくる音を隠すことはできません。ゴーンという航空機の音がするたびに空を見上げました。残念ながら全部の音は空を覆う雲の上から聞こえており、音の主を確認することはできませんでした。


 この時に何を気にしていたかというと、MV-22「オスプレイ」です。
 札幌市の陸上自衛隊丘珠駐屯地で行われた札幌航空ページェントに展示するために19日、オスプレイが札幌に向かいました。15日の朝刊で、福島上空を飛ぶかもしれないと報道されたことをある集まりで紹介すると、「何時に飛ぶんですか」と質問されるなど、関心の高さがうかがわれていました。

 そして21日、展示を終えたオスプレイは札幌を飛び立ち帰路につくことが報道されました。どこのルートを飛ぶか、また何時に飛ぶか、一切分かりませんでしたが、私自身関心がないわけではなく、今回、初の目撃になるかもしれないという思いで注意が空に向いたのです。

 この日、夕方までの時間に5~6機の航空機の飛行音が聞こえました。でもおそらくは、全てがいつも聞いている民間の航空機だったろうと思います。後の報道で東京横田基地、山口県岩国基地を経由して普天間基地に戻ったことを知りましたが、どのルートを飛行したのかやはり知ることはできませんでした。

 ネットで調べると、同機が立ち寄った基地周辺の自治体には、外務省などから事前に情報があったようで、それぞれの自治体が同省等に要請書を提出していることを知りました。今回、いわき市上空を飛行したかどうかは分かりませんが、飛行ルートにかかる自治体にはどうだったんでしょう。話題にもなっていないので、おそらく飛行に関する情報はいっさいなかったのでしょうね。


オスプレイの日本列島縦断を伝えるしんぶん赤旗



 日本共産党の市議団で2012年10月24日に、当時の渡辺敬夫市長にオスプレイ配備と低空飛行訓練に反対することを求めて申し入れをしました。当時のしんぶん赤旗の報道では、低空飛行訓練のルートの一つにグリーンルートがあり、青森、岩手、宮城を通過して終点が本市上空辺りとなっていることが明らかになっていたことから、本市市民の安全の確保の観点から申し入れたものでした。

 この時応対した副市長の回答が「まずは情報収集に努めたい」とするものでした。オスプレイの普天間基地配備が強行され、人心を探るかのように初めて日本列島を縦断しました。既成事実の積み重ねに慣らされることなく、十分注意を払っていくこと、また行政も含めて働きかけていくことが今後とも重要だ、とつくづく考えました。

 


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