伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

カノコソウ。春の花を見てきた

2019年03月24日 | 山野草・花木
 一昨日、イチゲの花を見たことから、いつものところにも咲いているかもしれない。そう思って様子を見に出かけて見た。

 一番の目的は、可憐な花、カノコソウが咲いているかどうか。さてさて、どうだったのか・・。

 まず、見かけたのはタンポポ。



 次に見かけたのは白く小さな4輪の花。おそらくユリワサビという名だと思う。





 続いてはタチツボスミレ。春一番に花を咲かすすみれだ。





 タチツボスミレの蜜をビロウドツリアブが吸いに来た。



 ああ、咲いていた。カノコソウだ。





 この多少色が変化した小さな花の密集した姿を可憐と思う。春早くに咲き、初めて見つけた時以来好きな花の一つだ。

 まだ花は咲いていないがカテンソウも蕾をつけていた。もうすぐ開花しそうだ。



 マムシグサ目を伸ばしていた。



 あと数日で、苞(ほう)、試験管のように細長い筒の部分だが、これが形作られていくだろう。

 苞について調べてみると、これは葉っぱが変形してできた組織らしい。この筒で花を守る構造になっているようだ。

 似たような苞をつけるウラシマソウがあった。すでに苞が出ている。真ん中の茎の右側にある頭が焦げ茶色の茎が苞の茎だ。



 マムシグサが茎の先っぽに苞が形成されるのに対し、ウラシマソウは、葉っぱの茎の根本から葉っぱと別の茎を伸ばし苞をつける。苞の先っちょからは長い鞭のようなものがのびているのが特徴だ。

 これから、まだまだたくさんの苞をつけるだろう。



 ムラサキケマンも咲き始めていた。



 カキドオシも花をつけていた。



 これはまだ蕾。この花は何と言ったか。



 もう花をつけたヤマブキもあった。





 アザミも葉を広げ、茎を伸ばし始めていた。



 ヒメオドリコソウも咲いていた。ただこの花はやばい。外来種で繁殖力が強く、在来種に影響しかねない。増えなければいいけれど。



 さて、場所を変えて、カノコソウを見に行くきっかけになったの沼部で見たイチゲ。ここいらにもあったし、早めに花をつけるので、きっと今年はもう咲いているだろうと思っていた。

 ところが、今日は気温が下がったためか花を開いていなかった。





 ヤマノコメソウだと思う。近くで咲いていた。



 ここらには地元の住民が植樹したサクラがあり、花が開いていた。







 オオカンザクラだと思う。ソメイヨシノより少し早く咲き、花が終わる前に葉っぱを出すという。特徴にピッタリの咲き方だから、ほぼ間違いないかと。

 夕刻近くに空を後期が飛んで行った。先がJAL、次がウズベキスタン・エアーウェイ。





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