伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

桜と雪の安達太良。浪江町議選の応援で二本松へ。

2017年04月19日 | 日記
 ビラまきの応援の要請があったと連絡があり、勿来地区の日本共産党後援会のみなさんと二本松市に選挙事務所を構える、日本共産党の馬場積候補の応援のため、二本松市を訪れました。





 ソメイヨシノが満開。雪を残した安達太良山とのコントラストが良い景色を見せてくれます。

 この二本松市から馬場候補は、避難指定が解除された浪江地区に帰る人にも、帰れない人にも、しっかりとした支援を継続すべきと訴えて、支持を呼び掛けています。

 やる仕事は、市内などの仮設住宅にビラを配布することで、6か所の仮設住宅を任せられました。そこに現在も居住する方々はもうごく少数。戸数の1割にも達しないのではないでしょうか。



 従ってビラ配布に時間はかからないのですけど、仮設住宅を発見するまでが大変なところもあって、意外と時間がかかってしまいました。

 たまたまビラを手渡すことになった人に聞いてみました。

 「帰るんですか」

 ある方は、

「浪江の自宅はリフォームも水道の修繕もできて帰れるんだけれ、いっしょに住んでる息子の仕事の都合ですぐ帰ることができないんです。

 一人で帰ろうとも考えたけど、隣近所がまばらな中で、年寄り一人で住むことに不安もあるし、年寄だからどうしようかと気がもめてしょうがないんです。

 災害公営住宅これまで7回引っ越しをしたけれど、自宅に帰ることを考えると、またそこに引っ越して二重手間になることにもためらいがあるんです。

 この仮設には来年の3月までいられるんだけれどね」

と話します。

 避難生活6年間の中で、新しい生活の基盤ができ、避難指示が解除されたからといって、すぐに帰ることが出きない住民のみなさんがいる。こうした現実を直視した支援策の構築が今後とも求められるのだろうと、あらためて思いました。

 避難者のみなさんには、今後とも、健康に留意されながら、避難生活を過ごしてほしいと思います。 


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