伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

人懐っこいツバメ

2019年05月27日 | 
 玄関前にやってきたツバメと上がり框に腰かけた私の距離は約2.5mと非常に近い。



 にもかかわらず、逃げる様子もなく、玄関の引き戸の上に陣取り屋内を伺う。



 屋内に入ってきたいのだ。実際、入ってきて、玄関わきの環室内を飛び回った。窓を開け戸外にいざなったが、落し物はしっかり残していった。

 天敵を恐れ、安全な場所を求めて人のいる場所の近くに巣をかけるツバメのこと、住宅の中ならどこよりも安全な巣を確保することができると考えているのだろう。ましてや我が家のツバメは苦い経験をしている。

 我が家には巣は2つあった。しかし、住宅の外壁の塗りなおしの際にやむなく撤去。翌年、新たにかけられた巣は外敵に狙われやすく、2シーズン繁殖に失敗している。いずれも外敵に襲われた。ヒナ、そして次は卵の段階で、捕食されてしまったのだ。今、その巣が使われることはない。住宅の中での繁殖を温かく見守った方のニュースだって過去に流れたことがある。ツバメはなおさら住宅の中への侵入を試みたくもなるのだろう。

 でも、そこまではできない。何とか、外の安全な場所に巣を作ってもらいたい。以前から思っているのだが、安全な場所に巣を作れるように何らかの工夫ができないだろうか。


 そんな事を思いながらツバメを眺めていると、どうもこのツバメ今年巣立った若鳥でないのかと思うようになった。1羽はしきにさえずり、相棒に何事かささやきかけている。



 何を話しているのかは、さすがに分からない。しかし、とにかく何かを語りかけているのだ。

 飛び立ち、またやってくる。その瞬間にも何かを語る。





 ご飯を食べに行こうと誘っているのか、もっと遊ぼうと言っているのか・・その仕草を見ていると全く飽きないのだ。

 今日もツバメは元気に飛び回っていたことだろう。


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