キジ ツグミ

　キジの話題の前にウグイスの話。

　朝、愛犬の散歩は、往復でほぼ３ｋｍを歩く。片道１．５ｋｍの間をほぼ６羽のウグイスがテリトリーとしている。

　このうち、自宅付近を縄張りにするウグイスは、「ホートッポジージョ」とさえずる。次のテリトリーのウグイスは「ホーホキチョピチョン」とさえずるのだが、今日ピンときた。「ホーホクトリン」とも聞こえる。最後の２羽は正調「ホーホケキョ」でさえずり交わしていた。同じタイミングでケキョケキョケキョともさえずる。聞いているとなかなか楽しい。


　さて自宅の庭先を横切るキジ。首を前方に差し出し、後方にしっぽを伸ばしてそろりそろりと歩く姿は愛らしい。

　ああ、カメラは車の中だ。写真を撮ることはできない。木陰に隠れたので戸外に出た。その瞬間にキジは道路に飛び降り、カメラを持った時には姿を隠していた。


　しばしすると、道路を挟んだ向かいの畑に姿を現した。

　何かをついばんでいる。

　オスのキジの光に輝く羽の色の美しいこと。

　やがて、のびたニンニクの森の中に消えていった。


　あちこちの田んぼで田植えの準備がすすむ。手が加えられた田んぼは鳥たちの格好のえさ場。ツグミが４羽、餌をついばんでいた。