伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

遠野和紙、コウゾ畑で草刈り・芽かきボランティア

2021年07月06日 | 遠野町・地域
 作業は、雨が降った先週火曜日の振り替え。2ヶ所の畑で、草刈りと芽かきや枝の間引きをした。畑のコウゾの成長には、それぞれに違いがある。今日、作業した畑、最初の写真のコウゾはずいぶん枝が育っている。

 4月29日に草刈りをしたときには、伸びた草に埋もれて、どこにコウゾがあるか分からない。



 草刈りをするにも、草の間に少し伸びたコウゾの枝を慎重に見極めながらの作業だった。

 同じ所で、手前は、今年植えたばかりの若い株のためか、それほど大きくは育っていない。しかし、その奥の古い株はすでに人の身長を超えている。良く写真を見ると、枝の中に芽かきの作業する人が見えているのだが、分かるだろうか。

 作業をしながら気がついた。「ジーーーー」「ジーーーー」と音が重なって聞こえてくる。セミが鳴いていたのだ。アブラゼミだ。セミの抜け殻は見ていたが、今年初めてのセミの声に励まされながらの草刈りだ。

 しかし、セミが鳴くと言うことは、気温が高いと言うことだろう。ニュースでは30度程度まで気温が上がった場所があったことを伝えた。たしかに汗がだらだら流れる作業になった。

 畑の場所を変えて作業を続けた。



 一面、緑がこんもりしているが、草刈り作業を終えると、ずいぶん、すっきりした緑の畑になった。その写真は撮っていない。比較できないので、次回は忘れないで撮影するようにしよう。

 草刈りを終えた後は、芽かきを間引き。コウゾの株には、たくさんの枝が伸びてくる。このうち、成育の悪い枝は切り取り、また、枝に子枝が伸びていれば、それも切り取る。こうして1本の枝をできるだけ太く育て、和紙の材料となるコウゾの皮をたくさんの採取できるようにする。

 ベテランの人は、枝を余計に残してしまったために枝が細くなり、使えない枝が増えた経験から、1株に3本程度の枝を残せば良いとアドバイスしていた。しかし、いざ、間引いてみると、そこまで思い切った間引きができない。大きい株には10本以上の枝が伸びていることがあるのだが、がんばっても5本、6本と枝が残ってしまう。もったいないの思いが、枝の伐採をためらわせるのだ。

 ま、そこはベテランの方々の判断・作業に任せることにして、多少でも、お役に立てればの気持ちで作業に取り組んだ。

 コウゾの株をかき分けていると、セミの抜け殻が枝にしがみついていた。



 6月23日に、今年初めて見たセミの抜け殻と同じようだ。調べて見ると、抜け殻が泥にまみれているのは、ニイニイゼミの特徴だという。聞いた声は、アブラゼミ、だが抜け殻はニイニイゼミ・・。ネットでニイニイゼミの声を聞いてみた。

 「チーーーーー」という音。あれ、今日聞いたのはこの音ではないか。

 ということで、おそらくアブラゼミを聞いたというのは間違い。ニイニイゼミの鳴き声を聞いたというのが正しいようだ。いずれにせよ、今年初めてのセミの声だった。抜け殻を見ないので、アブラゼミはまだ羽化していないのかもしれない。

 作業で草刈りをしていると、草の中からたくさんのバッタが姿を現わす。記憶にあるのは黒い色をしたヒメギス、緑の体に黒と赤の色が印象的な帝フキバッタ・・もっと様々な種が出てきたと思うが、覚えているのはそれだけ。次からは、カメラをもって作業をしよう。

 今日の作業は、お昼で終えた。次回は7月末頃の作業となるだろう。


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2 コメント

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勿来山田で29.8℃ (Unknown)
2021-07-07 16:34:25
7月6日は暑かったです。
勿来山田のアメダス観測では、正午過ぎに29.8℃まであがったそうです。
おまけに湿度高いからムシムシしてました。
こういう、急に気温が上がった時、一番熱中症に気を付けないといけないんですよね。
水分はこまめにしっかり補給しましょう!

※そうそう、勿来山田の観測は、それまで上遠野で観測していたものを移したんですよね。なんで移したんだろう・・・
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代替観測点適地が見つからなかったのです (伊藤浩之)
2021-07-16 08:28:43
簡単に言えば、アメダスを設置する適地が、遠野地区で見つからなかったということです。

記憶にあるでしょうか。遠野にアメダスがある頃、ある意味、遠野は有名でした。夏場になると、東北1気温が高い日がしばしばあるなど、天気予報等にけっこう登場していたのです。

この頃、アメダスは遠野支所の1角に設置されていて、駐車場の隅だったためにアスファルトや駐車する車また、5m程下を流れる川が、温度や湿度に影響を与える好ましい環境ではなかったようです。

ほんとは周辺の一定範囲は芝生をはるなど、環境の変化が小さくなるような環境が欲しかったのですよね。

そこで遠野地区内での移転を検討したのですが、長期間にわたり確実に確保できる用地、具体的には公用地の一角に設置場所が確保できないか検討されたのですが、結局、見つからず、山田に移転することになったようです。

残念なことでした。
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