13日は、朝にお墓参りをして、夕方は迎え火を焚く。祭壇には馬に模したキュウリに爪楊枝を4本刺した作り物と、牛に模した同様の作りのナスビが飾ってある。早く戻ってこいという馬と、ゆっくりと帰ってという牛だが、迎え火は馬に乗ってくる仏が迷わずに帰ってくるように目印として焚かれるものだと聞いたことがある。
迎え火を火種に孫が花火に興じた。迎え火の目的が目印なら、より派手に演出した方がその効果は高い。
孫には花火をどんどんつけてと遊んでもらう。
14日には、じゃんがら念仏踊りが供養に訪れた。
鐘と太鼓を打ち鳴らしながら自宅前の庭に入り、踊りはじめる。「チャリン、チャリン」と鉦がリズムをとり、静と動の入り交じった踊りを舞いながら太鼓が強弱をつけながらメロディーを奏でる。朝10時頃からとはいえ、気温は30度を超えている。我が家は2軒目の訪問だったが、炎天下の演技でを披露した舞い手達はすでに汗だくだ。
じゃんがら念仏踊りは、伝える集団ごとに演奏に違いがあり、それぞれの個性を醸し出している。遠野地区だけに演者に篠笛が加わる演技となり、その遠野地区でも集団ごとに太鼓のリズムや踊りに違いがある。上遠野の太鼓では「ドロドロドロ」と表現するようだが、太鼓をドドドドドと細かく連続に叩くたたき方が採り入れられているようで、独特の情緒を醸し出す。
何度もじゃんがら念仏踊りを見てきているが、そのたびにこうした郷土芸能の良さを感じている。
お盆の期間もあと2日。15日夕方あには、やすらぎの杜駐車場でじゃんがら念仏踊り盆踊り大会が開催される。遠野町内に伝わるじゃんがら念仏踊りが集まり、それぞれの踊りを披露する。
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