伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

子どもの格差問題などを学んできました

2016年11月18日 | 活動報告
 今日は、朝早いスーパーひたちで東京へ。子どもの貧困について学ぶためでした。

 JR常磐線湯本駅、午前6時19分初のスーパーひたちに乗るため、午前4時には起床して愛犬の散歩を若干し、出かけるつもりでした。

 午前3時5分、目が覚めました。まだ早い。午前4時には目覚ましをセットしてあるので、安心して再び寝入りました。ところが、次に目が覚めたのは午前4時55分。あれ、何で目覚ましがならなかったのだろう。そんなことを考えてももう遅い。とにかく身支度をすませて出かけるしかありません。

 午前5時30分、準備をすませて出立。山際の朝焼けを見ながら湯本駅に到着しました。



 無事、乗車したスーパーひたち。朝日を東にみながら一路、東京へ向かいます。



 午前10時の開会前。研修会場のある池袋駅東口に到着。

 さて会場のビルはどれだ。ビックカメラの近く・・あれビックカメラのビルが二つある。どっちだ・・。あぁ、ヤマダ電機の隣。いわき市では家電量販店は2階建て程度の低い建物で横に広い。ところが東京では縦に長いビルで、他のビルと同じような形なので、パッと見分からない。看板を探して、「あっ、あれだ」と行ってみると、ありました。隣にアットビジネスセンター池袋駅前が入る伊藤ビルがありました。

 さて本題の研修ですが、テーマは「保育待機児童問題と自治体の役割」と「子どもの貧困格差問題」の2つ。講師はいずれも東京有明医療大学の千葉喜九也教授。東北大学大学院を卒業し、秋田県庁に入所。東北福祉大学などを経て現職。社会福祉を専門とする先生です。

 詳しくは後でまとめるとして、「保育待機児童問題」では、改善のためには保育士の待遇改善が必要であることなどを話されていました。



 住民側の問題として苦言を呈されているのが、保育所を作るとうるさいといって反対の声が上がることについて、子どもの声はうるさいという問題なのかと疑問をのべて、ドイツでは子どもの声は騒音ではないと条例で規定している例もあることを紹介しながら、未来の担い手としての子どもたちの成長を見守ることの大切さを話されていました。

 合わせて、子育て、子育ちを体験したことのない世代が親となっている現実から、子どもといっしょに親も育てるという視点も大事だといいます。

 「貧困格差問題」では、親の貧困から子どもの貧困が進んでいる実態や、3割の子どもたちが「孤独」を感じ、2割の子どもたちが「居場所がない」と感じており、ここから、自殺や虐待、情緒的幸福度の低さ、いじめ、不登校、性的搾取などの問題が発生していることを指摘しながら、貧困の家庭で、高校や大学などへの進学率が低い実態を紹介し、各地で行われている学習支援活動の内容などを紹介してくれました。

 話の端々に体験してきた家庭における子育ての事例などが紹介されましたが、その時に親も子どもと一緒に育てることに、関係機関が力をつくすことを何度も強調していました。呆れたような事例であっても、それが日本の現実なのだから、そこに取り組まなければならないのだというのです。

 その通りなのだろうと思います。それがクレーマーという形でも「困った」を発信している人の「困った」に応える。そのためにどうすることが一番良いのかを考えて、対応していかなければならないということ。普段これにどのように対応しているのかは、振り返って考えていかなければならない問題だと思いました。

 午後5時で研修終了です。

 上野駅8番線ホームで、立ち食いそばを食べてきました。

 憧れの立ち食いそばです。あっ、ここの立ち食いそばが憧れということではなくて、ホームの立ち食いそばがという意味ですけれど。

 もう40年も近く前になりますか、就職した茨城県鹿島町にある事務所から田舎に帰省する時には水戸駅から夜行列車に乗り込みました。この水戸駅のホームで食べた立ち食いそばがとても美味しいと思った。その時から、そばといえば駅のホームというイメージが染み付いているのです。

 そば自身のうまさだけでなく、昔の良い思い出とセットになっているから、余計にホームの立ち食いそばに入れ込む思いがあるのでしょうね。

 午後6時上野駅発のスーパーひたちがホームに滑り込んできました。午後8時過ぎに湯本着。いわきに帰ってきました。無事研修修了。


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