お母さんの絵

  

小学生の頃は母の日が近付くと、図工は必ず『お母さんの絵』の時間となったのだが、私には困ることがあった。
母は殆ど視力がなかったから、健常者の瞳とは違っていた。
それをどう描いたらいいのか、嘘を描いていいのだろうかと、子供ながらに葛藤があったものです。

悩みながらも、きれいな黒い瞳に描きましたけどね。
それは希望であったのかも知れません。

　今日は母の日です。今年もきれいなお花が届きました。