今日はちょっと裏山に登って、お地蔵様にお参りしてきました。
実は今日9月14日は、昔は組内の秋のお地蔵様まつりの日でした。
お地蔵様のほこらの前でお相撲を奉納するのです。
女衆は『いりこめし』を炊いてまん丸おにぎりを作ったり、男衆は土俵を築いたりと、組内総動員でした。
男の子たちは相撲を取ると、勝っても負けても50円貰うから、喜んで何番も取っていたものです。
そのころは女の子は土俵に上がれませんでした。
ウチの娘は、男の子たちと一緒に「わーい」と土俵に上がって、祖父にこっぴどく叱られて悔しかったと今でも言います。
ところが男の子も中学になると来なくなり、女の子でも良しとなったのですが、その女の子たちも来なくなり、
若い人は村を離れ、かれこれ20年ほど前に奉納相撲は廃止になってしまいました。
今では土俵のあった場所は、折れ枝や枯葉で埋まり跡形もありません。
傍を通ると『兵どもが夢の跡』とはちょっと違うけど、あの時の歓声や子供たちのはしゃいでいた姿が浮かんできます。
山道にイガグリが落ちていました。殆どが鹿や猪に食い荒らされていますが、無傷なのを拾ってきました。
銀杏もびっしり落ちています。でも、銀杏は後の始末が大変だから拾いませんでした。
あ?獣たちは銀杏は食べないのかしら?
※人に聞いたところに依ると、落ちている銀杏は素手で触ると被れて大変なことになるんだそうです。
欲を出して拾わなくてよかった、と思いました。 (9/24 追記)