我が自治区には『丸山相撲』という秋の行事がある。
何でも、第三代横綱の丸山権太左衛門(1713-1749)
に因んだお祭りのようで、昔は全国各地で行われていたらしい。
恐らくは江戸時代中期頃から続いている行事じゃないかしら?
その日は当番の組の男衆が土俵を築き、
女衆はお握りや肴作りで一日中忙しかったものだが、
穫り入れ後の村人の楽しみだったと思われる。
ところが、相撲は去年から廃止になった。
一昨年怪我人が出たからである。
老人ばかりになってたから、やむを得ぬ決定であった。
それでも、丸山様の石碑が建っている丘の掃除だけはしようと言うことになり、
今年は我が隣組が当番だった。
草刈りをして、御神酒、塩、米、いりこをお供えした。
『丸山相撲』だけでなく、獅子舞とか村の昔からの慣習が少しづつ廃止されていっている。
これも時代の流れだろう。若い人がいないのだから。