ひつじが一匹ひとりごと

自然的生活楽術
ナチュラルでハッピーな食いしん坊生活 

親の育ち

2015-08-27 07:00:29 | 子育て
乳児期から保育園、卒園後は小学校と学童保育等、起きている時間のほとんどを家庭以外で過ごす子どもが本当にたくさんいます。

ひつじが住んでいるところは東急の高級分譲地が近く、経済的に恵まれたご家庭もたぶん多いのですが、そういうご家庭でも親が子どもと過ごす時間は減っています。

お稽古事、幼稚園児の夏季保育、夏休みの宿題まで見てもらえる施設サービスは大好評です。

子どもの自立に集団生活は役立つのかもしれませんが、親が育つ時間と場が減っているようにも思えます。

ひつじ君もこひつじちゃんも、4歳まで預け合いのない自主保育で育てました。

心臓病や痛風その他の持病を持つ義父、糖尿病で視覚障害がある義母の家事や買い物の手伝いもしていたので、日々の生活をしていくには工夫が必要でした。

仲良しのお友達が「うちの子と一緒に遊ばせておくから大丈夫」と言ってくれて、その間に義理の両親の家の掃除や食事作りをしたり、入院中にお見舞いや洗濯物を届けに行った事もありました。

内科病棟には子どもが入れないのでとても助かりましたが、でもそれはごくたまにです。

どうしたら、子どもたちが楽しく過ごせるか、

どうしたら、家族が穏やかに過ごせるか、

これらを日々試していたような気がします。

親子で泣いたり怒ったりもしましたが、自分が楽をしたいのと同時に、いかに心地よく健康に過ごせるかが工夫の根底にありました。

でもそのおかげで、子育てのご相談を受けるときには、自身の色々な経験の中からヒントを差し上げることもできているように思います。

「すぐに解決する方法」や「答え」を求める方も、多くいらっしゃいます。

できるだけご自身でよい方法が見つけられるようなアドバイスをと思っていますが、まだまだ至りません。

子育てに向き合い葛藤しながら、親としての気づきが得られると、とても嬉しいものです。

幼い頃、父によく「じっとしていなさい」といわれたひつじだから、何とかやってこれたのかもしれません。



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