こひつじちゃんは、自分で呼吸ができない状況で生まれました。
泣きすぎると呼吸が止まり、保育器の上に置かれた機械がピーピー鳴って、看護師さんに体を叩かれていました。
初めて見たときはすごくびっくりしましたが、計器や管がたくさんつながれた小さな胸を看護師さんがバンバン叩いて刺激をして「しっかり息吸いなさい」と声をかけるのです。
5分おきに痰の吸引が行われると大泣きして、その度に呼吸が止まります。
早く生んだことを申し訳なく思い、かわいそうで「やめて!」と何度も叫びそうになりました。
人工呼吸器につながれているので、呼吸が止まっても肺に酸素は入るので命の危険はないのですが、その様子を見るのはとても辛かったです。
年配の看護師さんに「素人さんでもできるように、しっかり教えますから」と言われ、
吸引しなければいけない状況で退院するのか、と心配しましたが、その後は徐々に呼吸が安定したので吸引を学ぶ機会はありませんでした。
担当医が「生きる力の強い子」と褒めてくださったのは、嘘でも気休めでもないのかもしれません。
ご自宅で生活しながら夜中も2時間おきの吸引が必要な子を何人か知っていますが、本当に生きる力が強い子達だと思います。
いつも何気なく呼吸を続けられることは、実はとてもしあわせです。
こひつじちゃんが退院したのは冬でしたので、風邪をひかせないようにとても気をつけました。
里帰り中、妹や弟が鼻をすするだけで、風邪をひいていないか、マスクもしないのか、と腹立たしく思ったものです。
保育士ですから気温差で鼻水が出ることは知っていましたが、知識に思いを巡らす心の余裕がありませんでした。
鼻水が出ると呼吸が苦しそうだったので、気温差が出ないようにオイルヒーターを一日中つけて、壁にもたれながらたてに抱き、その上に布団をかけて腕の中で眠らせていました。
退院1ヶ月後の受診予約日までは、いつまた呼吸が止まってしまうかと怖かったのを覚えています。
アロマテラピーのきっかけは当主のひどいアトピー性皮膚炎でしたが、こひつじちゃんが健康に育ってほしいとの思いで深くメディカルアロマテラピーを学びました。
秋は朝晩気温の差があるので、風邪をひいていなくても鼻水が出ます。
鼻水が出ると口呼吸となり、ストレスがたまりやすく、免疫力も下がり、結果的に風邪をひきやすくなります。
季節の変わり目に穏やかに鼻呼吸をするには、抗カタル作用・抗炎症作用を持つ精油の中から、好きな香りを嗅ぐことです。
アレルギーがある方は、秋の花粉の影響も考え、抗アレルギー作用をもつ精油もブレンドすると良いと思います。
先日「ベビーの口がいつも空いているのが気になる」とご質問をいただき、おうちでできるアドバイスを行いましたが、翌週には「口を閉じている時間が長くなった」とご報告をいただきました。
ママとの「○○○遊び」がお子さんの育ちの助けとなったようで、ほっとしました。
ぜひ、笑顔で笑いながら続けてくださいね。
このご相談者は発達途中の小さなベビーのママさんなので問題はないと思いますが、特別支援を要する子ども達にも小さなベビーの時のままお口が空いている子が多いです。
背中を丸くして、股関節に力を入れて、顎を少し上に向け前につきだし、口を開けて・・・と同じ姿勢をとってみてください。
この体の状態では、深い鼻呼吸はしづらいのです。