4月3日(水)にKさんと一緒にJRで京都に行き、地下鉄に乗り換えて京都大丸で10時に
Iさんと待ち合わせて京都文化博物館で開かれている「印象派の絵画展」に行きました。
今回の展示作品は 19世紀後半の印象派の画家が「セーヌ川、ノルマンディ海岸の水辺」描いた
72点で、「光の中の風景」と紹介されています。
セーヌ川がずいぶん長い大きな川だと知ったのと、ノルマンディなど聞いたことのある
地名の場所を知りました。
印象派の画家について知りませんでしたので、帰ってから画家のことについてインターネットで調べて
Google Art Project(世界の美術館めぐり)見つけた作品を
Snipping Toolで切り取り編集しました。
アルフレッド・シスレー(Alfred Sisley, 1839年~1899年)は、フランス生まれのイギリス人の画家。
シスレーの油彩作品の大部分は、パリ周辺の風景を題材にした穏やかな風景画で
他の印象派の画家の多くが、後に印象派の技法を離れたなかで、
シスレーは終始一貫、印象派画法を保ち続け、もっとも典型的な印象派の画家といえる。
エドゥアール・マネ(Édouard Manet,1832~ 1883年)は、19世紀のフランスの画家。
西洋近代絵画史の冒頭を飾る画家の一人で、後に「印象派」となる画家グループの
中心的存在であった。
マネは画家仲間のみならず詩人、作家との深い親交があり、ボードレールはエッチング、
ゾラとマラルメは油彩による肖像画がマネによって描かれている。
クロード・モネ(Claude Monet, 1840~1926年)は、印象派を代表するフランスの画家。
「光の画家」の別称があり、時間や季節とともに移りゆく光と色彩の変化を生涯にわたり
追求した画家で、モネの代名詞ともなっている『睡蓮』の連作はジヴェルニーの
自宅の庭にある睡蓮の池をモチーフに、全部で200点以上制作されている。
ジャコブ・カミーユ・ピサロ(Jacob Camille Pissarro、1830年~1903年)は、
19世紀フランスの印象派の画家。
ピサロは印象派展には第1回展からグループとして最後の第8回展まで、毎回参加しており、
計8回の印象派展に欠かさず出品した、ただ一人の画家である。
ピエール=オーギュスト)・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir、1841年~1919年)は、
フランスの印象派の画家で、後期から作風に変化が現れ始めたので、
まれにポスト印象派の画家とされることもある。
風景画、花などの静物画もあるが、代表作の多くは人物画で、
晩年は豊満な裸婦像などの人物画に独自の境地を拓いた。
ちょうど京都文化博物館では「映画美術監督:井川徳道の世界」という展示があり、
映画が大好きなKさんは これがとても観たかったとのことで、熱心に映画のポスターや
映画のセット風景・平面図・透視図などを見ていました。
多分 3ミリ方眼紙に50ないし100分の1で描かれている図面は本当に見事なもので、
それを作っていく人たちの技量にも感心しました。
三人が熱心に見ていると 作品について詳しく説明してくれる小柄なお年寄りの方に
Kさんが「失礼ですが・・」と訊ねましたら「本人です。」とのことで
全くの偶然に驚いて 喜んで一緒の写真を撮らせて頂きました。
東映の高名な映画美術監督だった井川徳道という人から直接 図面やセット作りや苦労話などいろいろと
お話が聞けたのはとても嬉しいです。
映画美術監督井川徳道氏(1929~)は京都市立美術専門学校(現京都市立芸術大学)デザイン学科を卒業。
綜芸プロ、近代映画協会美術部を経て、1954年、東映京都撮影所美術デザイナーとして契約。
以降、『風と女と旅鴉』(1958)、『家光と彦左と一心太助』(1961)、『祇園祭』(1968)、
『緋牡丹博徒 お竜参上』(1970)、『柳生一族の陰謀』(1978)、『赤穂城断絶』(1978)、
『青春の門』(1981)、『序の舞』(1984)、『夢千代日記』(1985)、『東雲楼 女の乱』(1994)等、
全136本の美術を担当。東映京都撮影所の美術表現を支えました。
現在 京都文化博物館のフィルムシアターで井川徳道 映画美術監督の作品が順に上映されています。
『夢千代日記』 1985年東映京都(カラー・128分)
監督:浦山桐郎 出演:吉永小百合、樹木希林、名取裕子
『序の舞』 1984年東映京都作品(カラー・138分)
監督:中島貞夫 出演:名取裕子、岡田茉莉子、風間杜夫
『祇園祭』 1968年日本映画復興協会作品(カラー・167分)
監督:山内鉄也 出演:中村錦之助、岩下志麻、田村高廣
『風と女と旅鴉』 1958年東映京都作品(モノクロ・91分)
監督:加藤泰 出演:中村錦之助、三國連太郎、薄田研二
『緋牡丹博徒 お竜参上』 1970年東映京都作品(カラー・99分)
監督:加藤泰 出演:藤純子、菅原文太、山城新伍
『浪花の恋の物語』 1959年東映京都作品(カラー・105分)
監督:内田吐夢 出演:中村錦之助、有馬稲子、片岡千恵蔵
『家光と彦左と一心太助』 1961年東映京都(カラー・93分)
監督:沢島忠 出演:中村錦之助、中村賀津雄、北沢典子
『柳生一族の陰謀』 1978年東映京都(カラー・130分)
監督:深作欣二 出演:萬屋錦之介、松方弘樹、西郷輝彦
映画美術監督:井川徳道の作品をインターネットから取り込んだ映画ポスターの画像を編集しました。
京都文化博物館を出ると ちょうどお昼時で昼からの京都の桜見物の前に近くのお店で昼食にしました。
さごしの焼き物定食でしたが、京都のおばんざいも付いていて美味しかったです。