3.11の大震災からもう4ヶ月が経った。早いものである。
初めの1ヶ月は長かった。
ライフラインがズタズタな状態で、「復旧には1ヶ月~数ヶ月」という言葉がとびかい、一日一日がとても長く感じられた時期だった。
それから、四十九日、2ヶ月目、3ヶ月、百か日と時間の経過は日常に近いスピードに推移してゆき、7月11日で4ヶ月を経過した。
実は仙台では今でも下水処理施設が直っていない。
設備そのものが津波で損壊して、修理の見通しが立っていないのだ。
なんとか下水を薬剤で処理することはできているようだが、いつマンホールからあふれるか判らない状態である。
ガス精製工場も直っていない。
現在は新潟から天然ガスの供給を受けている。
まだまだ他県のお世話になることが多いのが現状。ほんとうの復興はまだまだ先の話なのである。
昨日、大阪や神戸の車輌を見かけた。
震災が風化しつつあるのではないか、と思っていたが、まだまだ手を差し伸べてくれる人たちはいるのだ。
思わず頭を下げた。
自衛隊の人たちも被災地ではうんと頑張ってくれて、そのことがこちらでは大きな評判となっている。
自衛隊の立場をよく理解できた。この人たちのために税金払ってきてよかった・・・。
ところがそう簡単な話ではないらしい。
ニュースなどで聞くかぎりでは、災害復旧活動は「止むを得ない場合」の活動であり、本来の任務(国防)と背反しないようにしなければならない、らしい。
つまり捜索活動、道路等の復旧、支援物資の配給、避難所での生活支援(炊き出しやおフロ)などは本来の任務ではない、そういうのは警察や地方公務員のシゴトだ、というのだ。
あれれ?
僕たちは、自衛隊の皆さんが「任務外の支援」をしてくれたから感謝しているのではない。
ただ単純に、被災地の奥まで入って多くの人々を救援してくれたから感謝しているのだ。
だって、自治体だけではどうにもならないような規模の救援活動を、圧倒的な人員とすごい設備で行ってきたではないか(なんてったって国家組織だもんね)。
野営しながら被災者を支援できる、そんなスキルを持った人が自衛隊には数万人規模で在籍している。その力は地方公務員の比ではない。どうか「任務外の任務」といわずに、この実績とみんなの賞賛を受け取ってほしい。
とにかく、任務外を任務外だからとそっぽを向くこともなく、全力で取り組んだことも敬意を表するべきだと思う。その英断が被災地に勇気と元気を届けていたと思うから。この度量と組織力が今の政治家たちにあればねぇ・・・。
この話題のついでに、自衛隊の任務について考えなおしていただけませんかねぇ。
災害救助を数万人規模で行える組織があってもいいんじゃないかと思うんですケド。
いろいろなドキュメンタリー番組をみていて、任務だけにとらわれずに、自分の知識(知恵)と技能、使える設備などを全投入して災害復旧に取り組んでくれた人々が、たくさんいたことに感動をおぼえる。
全国から集結した医療団もそうだし、ガス事業者、水道事業者、電力事業者、警察官、教師、多くのボランティア、自衛隊、そして友人たち。
体面だけに囚われているおエライさんは、災害がどこで起こっているかもご存知ないだろう。そういった人々には理解できない「日本人の姿」を、僕たちは見ることができた。
初めの1ヶ月は長かった。
ライフラインがズタズタな状態で、「復旧には1ヶ月~数ヶ月」という言葉がとびかい、一日一日がとても長く感じられた時期だった。
それから、四十九日、2ヶ月目、3ヶ月、百か日と時間の経過は日常に近いスピードに推移してゆき、7月11日で4ヶ月を経過した。
実は仙台では今でも下水処理施設が直っていない。
設備そのものが津波で損壊して、修理の見通しが立っていないのだ。
なんとか下水を薬剤で処理することはできているようだが、いつマンホールからあふれるか判らない状態である。
ガス精製工場も直っていない。
現在は新潟から天然ガスの供給を受けている。
まだまだ他県のお世話になることが多いのが現状。ほんとうの復興はまだまだ先の話なのである。
昨日、大阪や神戸の車輌を見かけた。
震災が風化しつつあるのではないか、と思っていたが、まだまだ手を差し伸べてくれる人たちはいるのだ。
思わず頭を下げた。
自衛隊の人たちも被災地ではうんと頑張ってくれて、そのことがこちらでは大きな評判となっている。
自衛隊の立場をよく理解できた。この人たちのために税金払ってきてよかった・・・。
ところがそう簡単な話ではないらしい。
ニュースなどで聞くかぎりでは、災害復旧活動は「止むを得ない場合」の活動であり、本来の任務(国防)と背反しないようにしなければならない、らしい。
つまり捜索活動、道路等の復旧、支援物資の配給、避難所での生活支援(炊き出しやおフロ)などは本来の任務ではない、そういうのは警察や地方公務員のシゴトだ、というのだ。
あれれ?
僕たちは、自衛隊の皆さんが「任務外の支援」をしてくれたから感謝しているのではない。
ただ単純に、被災地の奥まで入って多くの人々を救援してくれたから感謝しているのだ。
だって、自治体だけではどうにもならないような規模の救援活動を、圧倒的な人員とすごい設備で行ってきたではないか(なんてったって国家組織だもんね)。
野営しながら被災者を支援できる、そんなスキルを持った人が自衛隊には数万人規模で在籍している。その力は地方公務員の比ではない。どうか「任務外の任務」といわずに、この実績とみんなの賞賛を受け取ってほしい。
とにかく、任務外を任務外だからとそっぽを向くこともなく、全力で取り組んだことも敬意を表するべきだと思う。その英断が被災地に勇気と元気を届けていたと思うから。この度量と組織力が今の政治家たちにあればねぇ・・・。
この話題のついでに、自衛隊の任務について考えなおしていただけませんかねぇ。
災害救助を数万人規模で行える組織があってもいいんじゃないかと思うんですケド。
いろいろなドキュメンタリー番組をみていて、任務だけにとらわれずに、自分の知識(知恵)と技能、使える設備などを全投入して災害復旧に取り組んでくれた人々が、たくさんいたことに感動をおぼえる。
全国から集結した医療団もそうだし、ガス事業者、水道事業者、電力事業者、警察官、教師、多くのボランティア、自衛隊、そして友人たち。
体面だけに囚われているおエライさんは、災害がどこで起こっているかもご存知ないだろう。そういった人々には理解できない「日本人の姿」を、僕たちは見ることができた。
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