退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#16: 蛍、ハチドリが出現し始めましたよ。夏ですね。

2013-05-16 21:31:45 | アメリカ便り
先程、アメリカ中西部時間20時半ごろハブちゃんとグレーシーと散歩をしていたら、蛍が沢山光っていました。
おまけに3日ほど前からハミングバード(ハチドリ)が南から帰ってきたし。
もう夏ですね。
ここでは、蛍とハチドリが夏の到来を知らせてくれます。情緒があるでしょう。
近日中に写真を取って皆さんにお見せします。

話は変わりますが、テキサス北部で起こった竜巻の被害をニュースで見ました。
13個もの竜巻がタッチダウン(発生)したそうです。6人死者が出て、沢山の建物も破壊されると言う惨事となりました。
この竜巻、強さで表せばEF-4(EF-5が最大)と言うことになり相当強いものだったそうです。
おまけに破壊された家の大半は、収入の低い家族のために、ボランティアー(注1)が建てたものだったそうです。

竜巻と言えば、私の住む中西部にもしょっちゅう現れます。最近でひどかったのは、2011年5月のジョップリン(ミズーリ州)にタッチダウンしたもので、160人もの人が亡くなりました。
竜巻、降水、干ばつ、高温、低温、地震と最近、富に自然による被害が多くなってきている感じがします。
この先、非常に不安です。

ちなみに、私の友達でこの先行きの不安から子供を作らなかった人がいます。

注1: Habitat for Humanity と言う団体がボランティアーを募って、収入が低い人達のためにアメリカ各地で家を建てるシステムがあります。
このボランティアーには、休み中の学生(私の息子も春休みの1週間参加したことがあります。どんな家になったか。。。)、宗教団体、会社から送られてきた人達と様々な人がいます。

今日は、なんか、暗い気持ちになって終わりにします。

今日の写真は、暗いニュースの後に皆さんをほのぼのーとさせたく思い、ハブちゃん、グレーシーの防衛本能、競争心を完全に忘れた食事風景をお見せします。 そうです、寝ながらご飯を食べるのです。内の子達は。

#15:小話し、アメリカ人と日本のお風呂。

2013-05-15 20:37:16 | アメリカ便り
昨日書いたブログは、ちょっとヘビーだったので今日は軽く行きます。

どぶ太郎さんから質問が来ました。
体を洗わず浴槽に入るアメリカ人が考えられないと言う小話を聞いたことがあり、それについてアメリカ在住何十年の私の意見を聞きたいとのこと。
それでは、小話と言って来たので私は落語の小話的に私の意見を解説したいと思います。

では、始まり始まり。

よー、八っつあん、なんだい、考えことなんかして、似合わないよ、お前さんには

あー、甚ぱっつあんかい。いや、昨日な、いつも道理、角の松の湯に行ったんだよ。そして俺がよ、鼻歌交じりに湯船に気持ち良ーく浸かっていたらよ、そこにな、ずうてーのでっけー外人さんが、入ってきて体も洗わずに湯船に浸かろうとしたんだい。だからよ、俺は、一生懸命、“ストップ、。ストップ”と言って、体を洗うまねをして見せてやったんだよ、そいつにな。そしたらさー、そいつなんていったと思う、“ワッカリマセーン”だってよ。わかんないんだった、日本の風呂になんてはいんなよってんだよ、まったく

まー、はっつあん、そんなに頭から湯気をたてちゃいけないよ。俺だったらな、先ずその外人さんを褒める

褒めるって、どうして俺がそんな外人さんをほめにゃーいけないんだい。甚ぱっつあんも変なこと言うじゃないかい。お前さんこそ湯にあたったんじゃないのかい

考えてもみりゃ、その外人さんだってまるっきり知らない所で、これまたまるっきり知らない日本人ばかりの所で素っ裸になるなんて、見上げた度胸じゃないかい。え、そーじゃないかい、八っあん。お前さんだったらできるかい。アメリカで、アメリカ人ばっかりのところですっぱだかになれるかいってんだい。

そ、そ、そりゃーできるわけねーだろ

だろー、だからそれができた外人さんってのは、褒めなきゃいけないんだよ。そうやって、俺達の仲間になろうとしてんだから。それになー、なんだってよ、アメリカじゃ、風呂場に洗い場なんて場所がないって言うじゃないか。体は湯船の中で泡を一杯立てて洗うんだってよ。だからなー、俺達と習慣がぜんぜん違うんだよ。始めてだったら、まちがうのはしょうがないんじゃないかい、八っつあん。牛を神様だって拝む国だってあるじゃないかい。国が違やー、習慣も考え方も違うちゅうもんなんだよ。



私の落語的小話、通じたでしょうか?

それぞれの国の習慣、文化の違いと言うのは単に否定せず、受け入れなければならないのです。それもグローバル化の一つだと思います。





#14、アメリカ便り:秋入学へ一言

2013-05-14 20:29:01 | アメリカ便り
これからは、勝手ながら今まで使っていた第1弾、パート1等の表題をやめて続き番号と見出しだけにします。

昨日は、私のグローバル化に対する意見を述べましたよね。今日はその中の秋入学について更に私の意見を述べたいと思います。

この秋入学は、東大(総長)が言いだしっぺであり、国際的に一般的な秋入学にして海外からの学生、且つ海外へ留学する学生を増やすことにより東大学生が刺激され、それが学生の質向上につながるんじゃないかな~と言うすべて仮定のもとに提案されたものです。

先ずは、一言で言うと “愚かな考えであり、非常に甘い” のです。今の学生も社会もそれほど単純ではない。
やる気のある学生、質の良い学生は、どんな環境においても行動を起こすのです。

そこで学生にやる気を起こさせる(質の向上の)ための私の提案です。またまた箇条書きになりますが、文才のない私にはこの方が書き易いのでご了承ください。

1.3年生秋学期からの就活を100%禁止する。就活は4年生の春学期からで充分。
  大学1,2年は教養過程。3年生から専門に入るのに、それが始まったとたん就活なんてほかの国では考えられないだろう。この現象は、いかに大   学で学ぶことが無用かと言うことを示していると思うし、そんな学生を取る会社も何を判断の基準にして決めているのだろうか非常に疑問。勉強をさせ  なさい、学生には。大学がこんな感じだから、昨今の大学生は、大学は、アルバイトと遊ぶ所だと思っているところがある。

2.1点でも足りなかったら単位を取らせるない。
  勉強しない学生には単位を取らせないと言うことを徹底する。これは、アメリカではごく当たり前。だから皆勉強します、その1点のために。

3.留学して帰ってきた学生が働ける場所を供給する。
  最先端の技術、知識を習得しても職がないと日本には帰ってきません。
  ちなみに私も留学後に日本での就職がなくてアメリカに居残った一人です。

4.学生が大学院に進め易くする。
  やはり本当の専門は大学院に入らなければ身につかないし、その面白さも解からない。でも大学4年間の授業料を払った後、また2年(修士)、4,  5(博士)年分の授業料となると苦しい。だから、大学院生にはどんどん助成金を出す。

  春入学から秋入学に移行したときに生じたギャップ期間、学生が留学したり、企業のインターンをしたりする為の奨学金を出すなんて仮定を基にした案  のために国のお金を使うよりも現実的なことに使って欲しいです。

“日本人は優秀である”と言うのが長年アメリカの製薬会社で研究員をしてきた私の意見です。これは、別に自分のことを言っているのではなくて、一緒に働いていた日本人を見ての感想です。しかしながら、昔も今もやる気のある学生なんてほんの一握りだと思う。
大学とは、一般学生が知識常識を学ぶ場所であると伴に、そのやる気のある一握りの学生を作りあげ(見つけ)、その能力を伸ばし、日本を背負っていくような人間にする為の場所でもあるべきだと思います。

以上、今日はこの辺でやめておきます。長くなってすいません。 
また禮ちゃんに文句を言われそうですが。。。
禮ちゃんに頼まれていた我家(別名ぼろ家)の写真です。日本から来た人に”林間学校みたい”と言われました。

禮ちゃんのブログです。読んでみてください。http://blog.goo.ne.jp/reiko1941/
  

#13:アメリカ便り第2弾パート1:私のグローバル感

2013-05-13 20:35:15 | アメリカ便り
札幌のどぶ太郎さんいつもコメントありがとうございます。そこで、どぶ太郎さんのコメントからヒントを得て、ちょと。。。。。

今、日本は“グローバル化せにゃならぬ”と叫ばれていますね。
小学校での英語必須教育、“社内では英語だけ”なんて言い始めた企業もあるし、おまけに東大総長までが“秋入学で学生の海外からのまたは海外への流出流入を便利にする”なんて言っていますね。

一足先にグローバル化を目指した私???からこの現象に一言。と言っても渡米当時も今も私は、渡米そのものをまるっきり大げさに考えていませんが。

先ず、英語が話せる、理解できるようになったからと言ってもグローバル化にはつながらないし、留学生を増やしたからと言ってもこれまたグローバル化にはつながりません。と言うのは何か一つを取ってそれだけをやっていてもグローバル化にはならないからです。
真のグローバル化は全体を理解しないとだめなのです。

そのための私の提案は、
 1.先ずは日本国自体を良く勉強、理解しましょう。第二次世界大戦がいつまでも話題になっていてはいけないのです。もうそれを歴史の一つにして良い のです(見て御覧なさい、我がアメリカを見ても植民地、奴隷制度、数々の戦争、原爆等々数々の悪事を働いてもそれをいつまでも引きずっていない  しょう )。
 2.世界は広いし、国それぞれ違う文化を持っていると言うことを理解しなくてはいけません。日本人的感覚、常識が通用しない国がほとんどです。
 3.日本を、日本人を何よりも大切に。自国を大切にしないグローバル化なんてあくまでも土台を踏みにじったものでしかない。無理があるから続かない。

と、あまり長くならないようこの辺でやめておきます。

付録
ユニクロの社長も、世界統一した賃金制度を謀っているそうな。これもグローバル化なのでしょうか?!
高い国の賃金に統一するんでしょうね、もちろん。

写真は、私が去年から手なずけている野生のチップモンクです。半年ほどご無沙汰していましたが、昨日からまた出現し始めました。うれしい!!

#12:今日の私は、ドッグトリマーです。

2013-05-12 14:18:53 | アメリカ便り
今日は、ハブちゃんの毛を切って、100’F近くの温度が続きしかも、ダニが蔓延する中西部の夏に備えました。
グレーシーの毛は先週切りました。

日本の皆さんにとっては、’Fで表されるファーレンハイトは馴染みがないでしょうね。

重さ(オンス、パウンド)、長さ(インチ、ヤード、フィート)、速度(マイル)と同様、アメリカで使われる世界共通の十進法を無視したシステムで、温度を表します。

以前、日本が“尺貫法から十進法に変えた時と同じ時期に、アメリカも十進法に変えようとしたけど、身勝手なアメリカは国民、国の足並みがそろわずだめになったと言うことを聞いたことがあります。
こういった現実もアメリカを物語るのには良い材料となります。

日本は集合体で行動するけど、アメリカはうわべでは一応、人権尊重の国ですから個人が中心です。
だから皆ばらばらなのです。みんなの足並みがそろうのは、スポーツゲームの前に必ず行われる、国歌を歌う時ぐらいだと思います。
ま~これは、日本の集合団体からはみ出した私が言うのですが。
そして日本みたいに皆がある程度均一で同じような教育を受けてないので、はっきり言って考えられないくらい頭の悪い人が沢山います。その点も、十進法へのシステム変換ができなかった理由だと思います。

とハブちゃんの散髪から話が非常に飛躍してしまいました。ちなみに C’=(F’-32)x5/9です。

ハブちゃんとグレーシーの散髪後のお姿です。これまたかわいいです。