今日午後22時半過ぎ、どこからともなく
「助けて~、助けて~」という女の人の力ない声。
家の西側のベランダに出て耳を澄ますと、明らかに誰かが助けを求めている。
呼びかけてみてもそれへの返答はなく「助けて~、助けて~」とだけ返って来る。
すぐに警察に連絡する。
警察もこの声に対する通報を何件か受けていたようで、すでにこちらに向かっているという。
10分ほど後、はしご車2台、救急車一台が到着。総勢10名の消防員と3名の救急員。
助けを求めている人の家は、西側ではなく、東側にある10階建てマンションの6階からだった。
はしご車に乗った消防員が窓から侵入。真っ暗だった部屋には明かりが点り、数分後には家に進入した消防員が戻ってきた。
助けを求めていたのは一人暮らしの足の不自由なお年寄りだと分かった。
室内で転落したのか、怪我をして動けなかったのか、はっきりは分からないが担架に乗せられて救急車で運ばれていった。
命には別状はない様子だったので一安心した。
イタリアの住宅事情を語ると、ほとんどが集合住宅で住み込みの管理人のいるものから一棟に数家族が住む、管理人なしの小さいものまである。
どの国も同じだと思うが、集合住宅ではつきものの住人同士のトラブル、騒音問題は悩みの一つにあげられる。
基本的にトリノ市の条例では隣人に迷惑になる騒音を出してはいけない時間帯が決まっているらしいが、
そんなものはあってないようなもので、朝の7時から掃除機をかける音、目覚まし時計、夜中のしゃべり声、TVやCDの音、歌声、夫婦、親子喧嘩など数えきれない。
しかし、今回のように助けを求める声などはすぐに隣人、近所の集合住宅まで届く上、助けを求める人には必ず手を差し伸べるイタリア人の隣人チームワークは頼りになると言える。
家庭内での事故で家から出られない状態になった場合、通報すればはしご車でイタリア人消防員が大勢で駆けつけてくれる。
到着時間は決して早くないけれど、遅かれ早かれやってきて救助してくれる。
通報できない場合は、大声で叫べは誰かが気がついてくれる。
集合住宅の騒音には悩まされていたけれど、今回の救出事情を知り、集合住宅も悪くはないかもしれないと考え直すきっかけとなった。
※イタリア通報 警察113 国防警察112 消防115 救急車118
「助けて~、助けて~」という女の人の力ない声。
家の西側のベランダに出て耳を澄ますと、明らかに誰かが助けを求めている。
呼びかけてみてもそれへの返答はなく「助けて~、助けて~」とだけ返って来る。
すぐに警察に連絡する。
警察もこの声に対する通報を何件か受けていたようで、すでにこちらに向かっているという。
10分ほど後、はしご車2台、救急車一台が到着。総勢10名の消防員と3名の救急員。
助けを求めている人の家は、西側ではなく、東側にある10階建てマンションの6階からだった。
はしご車に乗った消防員が窓から侵入。真っ暗だった部屋には明かりが点り、数分後には家に進入した消防員が戻ってきた。
助けを求めていたのは一人暮らしの足の不自由なお年寄りだと分かった。
室内で転落したのか、怪我をして動けなかったのか、はっきりは分からないが担架に乗せられて救急車で運ばれていった。
命には別状はない様子だったので一安心した。
イタリアの住宅事情を語ると、ほとんどが集合住宅で住み込みの管理人のいるものから一棟に数家族が住む、管理人なしの小さいものまである。
どの国も同じだと思うが、集合住宅ではつきものの住人同士のトラブル、騒音問題は悩みの一つにあげられる。
基本的にトリノ市の条例では隣人に迷惑になる騒音を出してはいけない時間帯が決まっているらしいが、
そんなものはあってないようなもので、朝の7時から掃除機をかける音、目覚まし時計、夜中のしゃべり声、TVやCDの音、歌声、夫婦、親子喧嘩など数えきれない。
しかし、今回のように助けを求める声などはすぐに隣人、近所の集合住宅まで届く上、助けを求める人には必ず手を差し伸べるイタリア人の隣人チームワークは頼りになると言える。
家庭内での事故で家から出られない状態になった場合、通報すればはしご車でイタリア人消防員が大勢で駆けつけてくれる。
到着時間は決して早くないけれど、遅かれ早かれやってきて救助してくれる。
通報できない場合は、大声で叫べは誰かが気がついてくれる。
集合住宅の騒音には悩まされていたけれど、今回の救出事情を知り、集合住宅も悪くはないかもしれないと考え直すきっかけとなった。
※イタリア通報 警察113 国防警察112 消防115 救急車118