「道の駅、行くけど行く？」
両親に誘われ日中気温の上がった出遅れ釣り人は、体力温存を考えた。
今日は釣りはやめておくか……
ということで家族3人で道の駅を目指す。
道の駅って、どこのよ？
よくよく聞くと
どうやら山陽自動車道から播但自動車道で和田山へ
そこから福知山の方へ行ったところにあるという。
遠い……
もう走り出してるし……
途中で辞めるとも言えず
どうせ「海鮮せんべい」に立ち寄るんでしょ？
やっぱり～
コーヒー飲み放題、せんべい試食し放題、ソフトクリームコスパ高し(150円)の「海鮮せんべい」に立ち寄る。
もうルーティーンだな、このルート
散々堪能して
もうどこが目的地かわから無くなった頃
1本柳交差点を右折し
9号線を東へ
農匠の郷やくの
もう近づいただけでわかる。
せまっ！
おもてたのと違う～
もう倉庫だね、これは。
でさっさと覗き見を終了
隣のドライブイン？も覗いて終了
唯一、8/30(日)のイベントに
かまいたちがやってくる！
それだけが収穫だったがその日は来られないので何やら悔しい気持ち
消化不良で車に乗って
完全に目的地を失って
15:00過ぎ
夕ご飯には早すぎる
そこで日本海釣り場探しをすべしと
宮津湾を目指すことにした
海の幸が美味いだろうと
車でなんとなく宮津湾を目指した。
小一時間ほど走る。
途中、道の駅シルクのまち かやに立ち寄る。
これまた小さな小屋のような道の駅
10分も持たず飛び出す。
再び宮津湾を目指す。
田舎の品揃えの乱雑さに不安を感じる。
こりゃ美味しいものなんて探し当てられない。
結局、漁師町のキタナシュランな定食屋で飯食って帰ることになるだろうと。
そしてやっと宮津湾。
すると食べログトップの駅前の店
とんだや
に即決。
もう迷っても食いっぱぐれる。
もうここでいいや。
妥協の店選び。
中に入ると瓢箪が天井から垂れ下がり
分厚い木のテーブルと手作り風の木の長椅子
歴史を感じさせる飲み屋？
客が80%埋まっている。
駅前には人通りが少ないのに。
人気店だな。
そしてクソほど愛想の悪いババァが指差した座席は背中合わせで地元の酔っ払いのすぐそば
うるせ～
5分と持たずに席替えを要求
あからさまに席替えにはぶすーっとされ
結局、定食を3つと鯛のかしら煮を注文
思いっきり期待値が下がったところに
めちゃウマな定食が届いたせいで
感動すら生み出す絶賛の味
僕が頼んだてんぷら定食はエビがプリプリの3匹乗せ。これで1,080円は都会ではあり得ない。
めちゃウマである。
その食事に満足した僕たちは満腹で帰路に。
「今日は最高だったな」と言わしめる威力があった。
僕としては何の魅力もない道の駅の連続訪問に、「これが団体ツアー」ならば最悪のツアーである。
しかし食の力は恐ろしいもので
最後に食べた食事が良ければ確かに
そのツアーは成功に跳ね上がるのだ。
逆に考えると
どんなに素敵な観光スポットを巡ろうが
食事に失敗すると
ツアーの評価はガタ落ちになるということを意味するのである。
ということで京都縦貫道～～舞鶴自動車道～～中国自動車～～山陽自動車道と幾つもの高速を乗り継いで帰宅。
20:00前に到着
帰路は全行程運転させられ
さすがに疲れた。
釣り場も確認したから良しとするか！
日本海、釣れそうだったぞ！
遠いけどな。
また来るぞー！