HAP CAMP 2017
僕の想定以上のコースになった。
HAPって何ですか?という保護者が開講式でPVを観る。
「ホクトマンが飛んでたあのボールのやつ…」
と小学3年生が話しかけてくる。
大人が儀式的に話をする開講式でコース説明をする。大学生が寸劇を行う他コース2つの後、プロジェクターを準備。
僕の大好きなゲームのBGMに気づいた人は少ないだろう。「人喰い大鷲のトリコ」の音楽。
それがキチンと小学3年生にも届いている事が嬉しかった。
ユースセミナーは夏休みの思い出
エンターテイメントの要素も多く、冒険教育のチームビルディングや課題解決のプレッシャーとのバランスを持ったFTが生命線である。
小学5〜6年で1班を編成。
小学3〜4年で2班を作ってFTを割り当てた。
学年によってチャレンジのレベルが異なる。
多学年の良さも感じるが今回の「自分のチャレンジ、小さな自信(プチ自慢)を持って帰る」ねらいは学年を混ぜるより棲み分けた方が効果的と判断。
1日目
3班に分かれるのではなく、FTの自己紹介を兼ねて全体アクティビティを3人で回した。それぞれが参加者の状況を確認する空気を作っていく。
これができるのも百戦錬磨のFTがお互いをリスペクトして信頼と共感と話し合い、阿吽の呼吸が物を言う。
その繋がりはかなり感じた。
不自由さが全くないのだ。
それぞれが自分の持ち味を充分に出し合う。
少なくとも僕自身は自由だった。
その関係性を一瞬で感じ取り
「このキャンプ成功したな」と1日目で確信していた。
2日目の午後にハイエレメントに入る予定ではなかったが、高学年担当FTはその状況と効果を考えてそれを提案した。
それならば!と3〜4年班もねらいに近づけるために同時ハイを選択。その決定は前日の夜に決まった。
直前までプログラムは変更。状況把握と判断力。圧倒的な経験と信頼感があるからできる。
それには裏方スタッフへの絶大なる信頼感も大きい。他の2コースは学校の先生になりたい大学生が20人以上がスタッフとして関わる。担当者(施設職員1名)も。つまり参加者3人に1人はスタッフである。
我がHAP CAMPには担当者含んでたった3人。7人に1人がスタッフという割合。
単純に2倍以上の仕事をしなければいけない。
しかしその答えは参加者の態度や雰囲気に表れた。
3日目
閉講式は14:00から昼食後に行われる。
3コースが2泊3日を過ごした後、一堂に会する。
その時に初めてその違いが見えるのだ。
HAP CAMP 2017はTシャツを全員が来た。参加者も含めて僕と担当者の手作りだ。デザインは僕。
コースの最後の過ごし方。
HAP CAMP 2017の認定式で
「このキャンプでチャレンジした姿を撮影していたんだよ。キャンプで感じて欲しい事はこの映像に込められている。みんなでその勇姿を観てみよう!」
「そのチャレンジを見せてくれたみんなにプレゼントがあります。僕たちスタッフが着ているこのTシャツを全員にプレゼント。閉講式に胸を張って着ていこう!」
彼らは自分たちで堂々と定位置に座り、
参加者同士でふざけ合っている。
隣のコースには3人に1人の大学生が隙間に入り
椅子に座らせてリーダーと話をしている。
その状況を見て僕はこのコースを引き受けて良かったと感じた。この状況を見て違いがわかる大人も限られるだろう。
ただ隣にいたFTがその違いに気づいて話しかけてきた。「子供達が、親心もあるけど、誇らしく見えるね」
保護者に目にどう映ったのだろう。
閉講式は無事に終了し事務連絡を終え
全てのコースが解散。
親子が散り散りに帰っていく。
そこに僕たちのコースを終えた子どもと他コースの子どもが集まって帰っていく時に、初めて気付く。
保護者の方々が僕たち講師に話しかけてくる。
「こんなコースがあるんですね?」
「来年はHAP CAMPに参加したい!ってうちの子が言ってます」
「小さい子でも出来るんですか?」
興味津々である。
HAP CAMPに参加した子どもたちの違いや輝きは保護者にまできちんと届いていた事を感じた。
僕は大きな達成感を感じつつあった。
膨らんでいく自信と喜びは他のスタッフとのお別れの時間にも大きくなっていった。
記念写真を撮って誇らしげに胸を張った。
疲労はピークだった。
そして笑顔もピークだったと思う。
達成感と安心した気持ち。
僕がしたかった仕事はこういう事だと思う。
素敵なプロジェクトだった。
僕の想定以上のコースになった。
HAPって何ですか?という保護者が開講式でPVを観る。
「ホクトマンが飛んでたあのボールのやつ…」
と小学3年生が話しかけてくる。
大人が儀式的に話をする開講式でコース説明をする。大学生が寸劇を行う他コース2つの後、プロジェクターを準備。
僕の大好きなゲームのBGMに気づいた人は少ないだろう。「人喰い大鷲のトリコ」の音楽。
それがキチンと小学3年生にも届いている事が嬉しかった。
ユースセミナーは夏休みの思い出
エンターテイメントの要素も多く、冒険教育のチームビルディングや課題解決のプレッシャーとのバランスを持ったFTが生命線である。
小学5〜6年で1班を編成。
小学3〜4年で2班を作ってFTを割り当てた。
学年によってチャレンジのレベルが異なる。
多学年の良さも感じるが今回の「自分のチャレンジ、小さな自信(プチ自慢)を持って帰る」ねらいは学年を混ぜるより棲み分けた方が効果的と判断。
1日目
3班に分かれるのではなく、FTの自己紹介を兼ねて全体アクティビティを3人で回した。それぞれが参加者の状況を確認する空気を作っていく。
これができるのも百戦錬磨のFTがお互いをリスペクトして信頼と共感と話し合い、阿吽の呼吸が物を言う。
その繋がりはかなり感じた。
不自由さが全くないのだ。
それぞれが自分の持ち味を充分に出し合う。
少なくとも僕自身は自由だった。
その関係性を一瞬で感じ取り
「このキャンプ成功したな」と1日目で確信していた。
2日目の午後にハイエレメントに入る予定ではなかったが、高学年担当FTはその状況と効果を考えてそれを提案した。
それならば!と3〜4年班もねらいに近づけるために同時ハイを選択。その決定は前日の夜に決まった。
直前までプログラムは変更。状況把握と判断力。圧倒的な経験と信頼感があるからできる。
それには裏方スタッフへの絶大なる信頼感も大きい。他の2コースは学校の先生になりたい大学生が20人以上がスタッフとして関わる。担当者(施設職員1名)も。つまり参加者3人に1人はスタッフである。
我がHAP CAMPには担当者含んでたった3人。7人に1人がスタッフという割合。
単純に2倍以上の仕事をしなければいけない。
しかしその答えは参加者の態度や雰囲気に表れた。
3日目
閉講式は14:00から昼食後に行われる。
3コースが2泊3日を過ごした後、一堂に会する。
その時に初めてその違いが見えるのだ。
HAP CAMP 2017はTシャツを全員が来た。参加者も含めて僕と担当者の手作りだ。デザインは僕。
コースの最後の過ごし方。
HAP CAMP 2017の認定式で
「このキャンプでチャレンジした姿を撮影していたんだよ。キャンプで感じて欲しい事はこの映像に込められている。みんなでその勇姿を観てみよう!」
「そのチャレンジを見せてくれたみんなにプレゼントがあります。僕たちスタッフが着ているこのTシャツを全員にプレゼント。閉講式に胸を張って着ていこう!」
彼らは自分たちで堂々と定位置に座り、
参加者同士でふざけ合っている。
隣のコースには3人に1人の大学生が隙間に入り
椅子に座らせてリーダーと話をしている。
その状況を見て僕はこのコースを引き受けて良かったと感じた。この状況を見て違いがわかる大人も限られるだろう。
ただ隣にいたFTがその違いに気づいて話しかけてきた。「子供達が、親心もあるけど、誇らしく見えるね」
保護者に目にどう映ったのだろう。
閉講式は無事に終了し事務連絡を終え
全てのコースが解散。
親子が散り散りに帰っていく。
そこに僕たちのコースを終えた子どもと他コースの子どもが集まって帰っていく時に、初めて気付く。
保護者の方々が僕たち講師に話しかけてくる。
「こんなコースがあるんですね?」
「来年はHAP CAMPに参加したい!ってうちの子が言ってます」
「小さい子でも出来るんですか?」
興味津々である。
HAP CAMPに参加した子どもたちの違いや輝きは保護者にまできちんと届いていた事を感じた。
僕は大きな達成感を感じつつあった。
膨らんでいく自信と喜びは他のスタッフとのお別れの時間にも大きくなっていった。
記念写真を撮って誇らしげに胸を張った。
疲労はピークだった。
そして笑顔もピークだったと思う。
達成感と安心した気持ち。
僕がしたかった仕事はこういう事だと思う。
素敵なプロジェクトだった。