言葉の輪廻転生

おはようございます、と。

挨拶から入るところが緊張感を感じる。
今日からイベントの始まり。

スタッフからの質問
「参加者の為に何ができるかわかりません」

僕の答え
「いい悩みだね、僕と一緒の悩みだよ。答えのない大切な気持ち。その気持ちで関わった方がいい。その事だけを考え続けて3日間一緒にがんばろう！何か自分で考えて試した後、不安になったら僕に相談してくれたら嬉しい。」

完璧な指導者なんていませんわ。
不完全で、答えを知らないけど探し求める人間こそがお互いの成長に深く真剣に干渉し合うのだと思う。

完璧な人間が指導する…っん？

僕の悲しみと共に怒りに任せて喚き散らしていた僕の主張と逆のことを言いそうになっている。

僕自身が指導者側に立ったら「完璧なんて」と言い訳して、第三者の立場に立ったら「不完全は悪」と非難した。

こ、これは？！

僕自身の中の闇っ！？

言葉の輪廻転生！

んー

慎むべし！
慎むべきだ！
それは僕の事！

その時の感情で怒りに任せて罵った言葉が僕自身に帰ってきた。

慎むべし！

そしてそれも含んで不完全なお馬鹿で感情的で
他人を傷つけてふくれっ面で謝る44歳のおっさんはどうしようもない。

どうしようもないが、めっちゃ可愛い。

こりゃ一生このままだわ。

前を向いて生きるしかねぇ！
真剣に思いを伝えて目的を達成しようとする姿でしか信頼は回復しない。

失敗して謝るだけでは自殺点は相殺しないのだ。