ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

僕のチャレンジはオブザーバーとして

2018-11-19 | 雑念
オブザーバー

デイキャンプイベント
野外炊事でカレーを作る。
3〜6年対象の15名程度

カレーは作り終えて、自由時間も終わり集合して後は解散の場所まで電車で帰る直前

最後、机の上に残っていた1枚の皿。

それを「誰が片付けるの?」という雰囲気は気まずい瞬間の代表格。

1人の女の子(3年生?)が何も言わずに洗いに行った。僕は偉いなぁと呟いた。その子はひとりで炊事場に行き、ひとりで持って席に戻って来た。

その間、他のメンバーもスタッフも凍りついていた。彼女はひとりぼっち。

だから全てのメンバーへの送迎が終わった後のスタッフミーティングで集まった時、

その班の担当リーダーへのフィードバックは、「あの瞬間について行った方がいいんでない?」である。

責任感が強く、面倒臭い仕事を引き受けた彼女をひとりぼっちにさせるのは良くない。

少なくとも「みんなの為に洗ってくれてありがとう」とリーダーがまず伝えるべきだと思う。だって僕がそのメンバーならそう思うんだもん。

班のメンバーがどうするかどうかは本人達に任せればいい。

そのリーダーは普段メンバーに対して、よく怒っている自分に気づいたと言っていた。その気づきって素晴らしい。こうなって欲しいという理想と現実の違いが感情的に怒ることを選択している。

そんな自分に気づいたというのだ。それだけで彼は変わりそうな素直なリーダーだった。

だから「怒る」という行為を「ありがとう」の行為に変えてみたら?という提案をした。安全面に関しては注意喚起や直接指導も必要であるが、ルール違反やマナー、時間配分など「自分で考えてみよう!」の部分はリーダーなどの指導者が声かけて促せば促すほど自分で考えなくなる。

つまり主体性のチャンスを奪うのだ。

僕がこれからキャンプリーダーをする事はないだろうが、ファシリテーション的に関わるリーダー育成をするのならばそういう事を念頭に伝えてみたい。



団体によってキャンプリーダーの役割が異なる。

そしてキャンプリーダーの経験はゼロの僕が偉そうに「こうあるべき」と言っても伝わりにくいだろうなぁと思いながら

僕にオブザーバーをお願いしてくれた事に感謝して、僕にできる事は本当に思ったことをそのまま言うだけ。

正直、僕自身をよく思われようとする必要がないのだ。

ギャラも貰ってないし、仕事を依頼されるわけもない。

だから相手が求める月並みな意見を言う必要がない。

その意味でも去年と変わらず僕のマインドは、自分自身で評価しても肯定感を感じるスタイル。

そんな場を提供してくれてありがとう。

そして素直に受け止めてくれてありがとう。

チャレンジだよ、チャレンジ。