ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

最後の仕掛け

2018-11-24 | 雑念
朝、参加者の為に

ふと浮かんだアイデアが僕の弱さを示していたので、いかんいかんと首を横に振った。

10回講座の最後だから、振り返りを紙に学んだことを書いたり…

…んんっ!?これは確実に学校の授業
僕の大嫌いな学びの場
なんで僕までこんなつまらないスタイルを選ぼうとしていたのか?

僕は先生ではない。
何かを教え伝える人ではないのだ。
体験から学ぶという本当の意味での体験学習。

つまり指導者が教え伝える答えを持って授業を行う事は準備の時間も含めて労力は必要だが、本当の彼らの為にできることはなんだろう?という事を考えていなかった。

この講座を良くする為には?

何のプライドか人情なのか。

講座がいいのか悪いのか?
ホクトマンの講座が良いのか悪いのか?
誰かが見学していたら高得点つけるから?
僕の評価が上がるから?

そんな基準で最後の回の内容を決めようと
無意識に考えていたのかもしれない。

僕の経験という「型」に参加者をはめようとしていたのかもしれない。

彼らの為に!

まともに振り返ることができる様な関係性ではない。1人が話をしているのを聞いている様な聞いていない様な。

思春期の壁。

17〜18名が円座で1人ずつ振り返りを話す。
これも当たり前のラスト。
それぞれをつなげていく仕掛けではある。

しかし本当に彼らに必要な振り返りではない。

そうだ!

「個々の成長」が本来の目的だ。

グループダイナミクスも必要だが、1人1人がもう少し落ち着いて振り返られる時間の方が大切だ。

個人面談、ホクトマンの部屋

それぞれの今の心境や状態によって話す内容を変えて、先生ではない大人と一瞬でも本音で話す瞬間を作る。

中学生は他のメンバーが見ていることで、本当に思った事を素直に話すことに躊躇いがある。

それならその状態を逆手に取る。

マンツーマンで一瞬の本当の姿をあぶり出す。

これが僕のラストの仕掛け。

うまくいくのかな?