山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

海の神様 ありがとう!

2020年04月19日 | 釣り
 むか~し昔、山形にホリデイマタギっていう爺様いだっけど。この爺様、欲タガリなだけでなく、計算高くて、遊びに行く時は、越後屋から釣り情報だとか、天気予報だとか、今日の暦だとかを詳しく聞いて、どう遊ぶかを決めていたんだっけど。
 ある日のこと、マタギ言ったっけど。
「明日は、久しぶりに何もない休みだ。何して遊ぶべ。」
そしたら、ちょうどスマホに電話かかってきた。越後屋からだっけど。
「・・・んだが、いいね。でも、明日はよ、朝だけ天気良くて波も穏やかだっつうから、朝仕事でいってみっぺ。んんん!!んだど、午前0時出発か。早すぎるけど、仕方ねえべな。ふふふ、おぬしもワルよな。」
 2人は釣りに行くごどにしたど。

 ≪マタギと越後屋の計算≫
  ・南から雨雲が近づいてくるけれど、降るのは午前6時以降。
  ・風向きは東なので、日本海側では波が立ちにくい。
  ・庄内地域の最低気温が8℃。海水面温度が11℃。温度差がないので、前回のような『陸風』は吹かない。
  ・空が白々と明け始める「朝まずめ(ゴールデンタイム)」は4時過ぎで、それまでに釣り場に着けばいいはずだ。
   しかし、新型コロナのせいか、釣り人口が急増中みたいなので、午前3時前に釣り場の一等地を確保する。


 やっぱり「欲タガリ」ですね。でも、生業のためには仕方がないのだ!行ってきます!!
 そして、

本日の収穫(ありがとうございました)


 目的地に到着して、海の神様にお祈りして、釣り始めたらこうなりました。詳しい描写は、差し控えさせて戴きますが、いよいよ海も本番到来という感じです。
 夜が明けてくると、対岸にも人がウヨウヨいることがわかってきた。

波穏やかな防波堤と釣り人


釣りじゃない人も

 こんな日の海辺には、釣り人もそうでない人もいっぱいでした。マタギ達のような内陸人は、2時間以上もかけてここまで来るけれど、地元の人にとって、海は身近なんですよね。『3密を避けましょう』と言われても、行く所がなくて困っている身からすれば、羨ましい限りです。
 しかし、海の盛期も始まったみたいですから、もう少し、老体に鞭打って遊びに来たいと思ったマタギと越後屋でありました(本当の同行者はA爺で、ワルじゃありません)。

To be continued!