山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

心揺れる秋(茸と鶏)

2021年10月29日 | 日記とレシピ

 今回のキノコ採りは、楽しかった。そして収穫物も、

       かなりいい感じの収穫物(午前10時頃)

 これがですね、最終的にはこうなるんです。

       午後8時頃(ナメコがたっぷりと活かされてます)

 ただね、ナメコに始まりナメコに終わるはずだったのに、途中に危ない誘惑が入ってしまったのよ。その辺のいきさつを。

 ことの始まりは、このお方。

       げげっ、塩がなくなる!

 台所の食塩が底をつきそうになっていた。魚に山菜、そしてキノコを採ってくると結構大量の塩を使うことになる。夏場はそれほどでもなかったんだけど、ここにきて収穫物が多くなってきたのに比例して、塩の消費も多くなってしまったからだ。

 で、今回は間に合いそうなんだけど、今後のキノコの下ごしらえや保存のために、なくなりつつある塩の補充をしておくことにした。そういうわけで、スーパーに向かったのだ。

 以前にもちょっと触れたことがあるんだけど、スーパーに行ってレジに並ぶとき、『塩だけ』ってのは、かなり気恥ずかしいんですよ。で、予定もないのに他のコーナーを歩いて余計な買い物をしてしまう

 それでですね、今回は精肉コーナーを覗いてみたら、出逢ってしまったんですね。

       大好きな鶏レバーにハツと砂肝があった!

 このスーパーでも、最近になって、ようやく店頭に並ぶようになったようです。嬉しくなってカゴに入れてしまいました。これは、余計な買い物ではない!そう、運命の出逢いなのだ!そうして、帰宅後すぐに始まってしまったのです(あれっ?キノコは?)。

   ≪砂肝炒め≫

 下ごしらえの部

 ・大体6等分ぐらいに切り分けます

       こんな感じ

 ・沸騰したお湯で湯がき、一通り熱を通します

 ※これをやっておくと、かなり日持ちします

       色が変わります

 ・ゴマ油で炒めたら、顆粒出汁と粗挽きコショウ、醤油小さじ半分に塩少々を加えて更に炒めます

 ・焦げ付く直前まで炒めたらできあがり

 はい、次です。

   ≪モツ煮込み≫

 下ごしらえの部

 ・レバーは一口大に、ハツは縦に半分に切ります

 ・血合い(?)を丁寧に洗い落とします

 調理の部

 ・鍋に醤油とみりん各30gと砂糖18g(各大さじ2ね)を量り入れて

       こんな感じと言うか、たったこれだけ

 ・鶏モツを入れたら強火で煮ます

 ※強気で勝負!鍋を揺すりながら

       こんな風に泡立ちながら火が通っていきます

 ・泡が鍋を乗り越えそうになったら、鍋をコンロから少し離すか、火を弱める

 ※あくまでも強気で攻めます

 ・もうダメだ、焦げ付く!というところで火を止めて(ここまで、加熱4分でした)

       器に盛り付けて『勝負あり』と言いたい所なんだけど

 ※鍋を見れば分かりますが、放っておくと痛い目に遭うので、手早く洗ってしまいます。

       みんな大好き、鶏モツ料理の出来上がり

 この文章って、その時撮った写真を見ながら書いてるんだけど、画像のプロパティを見ると、調理の開始が11時50分ぐらいで、終了が12時半前でした。改めて、お手軽な食材と料理ですねえ(それでいて旨い!)。その後、余裕でキノコ料理を作ることが出来ました。

 現在、マタギのお弁当のおかずには、春に作った『フキノトウ味噌』(冷凍保存)と、最近作った『アジの南蛮漬け』が入っています。そこに、この2つが加わると思うと、よだれが出てきそうです。

 パックに手を伸ばしたとき、そして、調理をしながら、ナメコ様を裏切ってしまったかという、後ろめたさがあったんです。だけど、鶏モツもナメコも、どちらも美味しかった。はっはっは、終わりよければ全て良しってことであります。めでたしめでたし。

 今回は、山の神様とスーパーマーケットの神様??に感謝ですね。喜んで戴きます。