今回のキノコ採りは、楽しかった。そして収穫物も、
かなりいい感じの収穫物(午前10時頃)
これがですね、最終的にはこうなるんです。
午後8時頃(ナメコがたっぷりと活かされてます)
ただね、ナメコに始まりナメコに終わるはずだったのに、途中に危ない誘惑が入ってしまったのよ。その辺のいきさつを。
ことの始まりは、このお方。
げげっ、塩がなくなる!
台所の食塩が底をつきそうになっていた。魚に山菜、そしてキノコを採ってくると結構大量の塩を使うことになる。夏場はそれほどでもなかったんだけど、ここにきて収穫物が多くなってきたのに比例して、塩の消費も多くなってしまったからだ。
で、今回は間に合いそうなんだけど、今後のキノコの下ごしらえや保存のために、なくなりつつある塩の補充をしておくことにした。そういうわけで、スーパーに向かったのだ。
以前にもちょっと触れたことがあるんだけど、スーパーに行ってレジに並ぶとき、『塩だけ』ってのは、かなり気恥ずかしいんですよ。で、予定もないのに他のコーナーを歩いて余計な買い物をしてしまう。
それでですね、今回は精肉コーナーを覗いてみたら、出逢ってしまったんですね。
大好きな鶏レバーにハツと砂肝があった!
このスーパーでも、最近になって、ようやく店頭に並ぶようになったようです。嬉しくなってカゴに入れてしまいました。これは、余計な買い物ではない!そう、運命の出逢いなのだ!そうして、帰宅後すぐに始まってしまったのです(あれっ?キノコは?)。
≪砂肝炒め≫
下ごしらえの部
・大体6等分ぐらいに切り分けます
こんな感じ
・沸騰したお湯で湯がき、一通り熱を通します
※これをやっておくと、かなり日持ちします
色が変わります
・ゴマ油で炒めたら、顆粒出汁と粗挽きコショウ、醤油小さじ半分に塩少々を加えて更に炒めます
・焦げ付く直前まで炒めたらできあがり
はい、次です。
≪モツ煮込み≫
下ごしらえの部
・レバーは一口大に、ハツは縦に半分に切ります
・血合い(?)を丁寧に洗い落とします
調理の部
・鍋に醤油とみりん各30gと砂糖18g(各大さじ2ね)を量り入れて
こんな感じと言うか、たったこれだけ
・鶏モツを入れたら強火で煮ます
※強気で勝負!鍋を揺すりながら
こんな風に泡立ちながら火が通っていきます
・泡が鍋を乗り越えそうになったら、鍋をコンロから少し離すか、火を弱める
※あくまでも強気で攻めます
・もうダメだ、焦げ付く!というところで火を止めて(ここまで、加熱4分でした)
器に盛り付けて『勝負あり』と言いたい所なんだけど
※鍋を見れば分かりますが、放っておくと痛い目に遭うので、手早く洗ってしまいます。
みんな大好き、鶏モツ料理の出来上がり
この文章って、その時撮った写真を見ながら書いてるんだけど、画像のプロパティを見ると、調理の開始が11時50分ぐらいで、終了が12時半前でした。改めて、お手軽な食材と料理ですねえ(それでいて旨い!)。その後、余裕でキノコ料理を作ることが出来ました。
現在、マタギのお弁当のおかずには、春に作った『フキノトウ味噌』(冷凍保存)と、最近作った『アジの南蛮漬け』が入っています。そこに、この2つが加わると思うと、よだれが出てきそうです。
パックに手を伸ばしたとき、そして、調理をしながら、ナメコ様を裏切ってしまったかという、後ろめたさがあったんです。だけど、鶏モツもナメコも、どちらも美味しかった。はっはっは、終わりよければ全て良しってことであります。めでたしめでたし。
今回は、山の神様とスーパーマーケットの神様??に感謝ですね。喜んで戴きます。