今回の収穫当日の夕食。
これぞ山形の秋の食卓
マイタケご飯にマイタケのお吸い物、そして、右端に見えるのが昨日月山で戴いてきたあけびの味噌炒めです。どれも、山形の秋を代表するメニューであります。
ただ、ここまで来るためには、結構な苦労があります。
今回収穫したマイタケ
難行苦行を乗り越えて収穫したマイタケを持って、無事に家に辿り着いただけでひと安心、そして大満足。正直なところ、
「もう、何もしたくない!」
という心境なんですよ。
しかし、それだけで完結してはいけないんですよね。繰り返しになりますが、これを美味しい料理に変身させて、家族に喜ばれるところまでが山遊びであり、川遊びであり、海遊びであるわけなんですよ。
気合いを入れ直して下ごしらえを始めます。そして、
小さいかけらは、マイタケご飯用とお吸い物用
大きいかけらは、天ぷら用と・・・、何にしようかな?
ここまで来ると、もう即戦力です。かなりの時間がかかるけど、ここまでやってしまえば、ひと安心です。
ご飯と吸い物を家族に任せて、マタギは、別に採ってきたキノコ料理をさせてもらいました。
まずは家族にありがとう!
そして、翌日は夜勤で家族がそろわないので、お昼にちょっとだけ実験をしてみてみんなで味見。
こんなものを作ってみました
うん。思った通り。この料理は、かなりいけますね。ということで、その翌日が本番です。作ったのは、
≪マイタケと鶏と野菜の包み焼き≫
基本は、キノコのホイル焼きなんですけど、マイタケの香りが強いことが分かっているので、他の食材も加えて味を豊かにしてみようという試みです。
下ごしらえ・調理の部
・マイタケは、ほぼ終わっていて株の大きさを調整する程度
・タマネギ1個を薄い半月切りにしてアルミホイルの上に敷きます
・ジャガイモ1個も薄切りにして重ねます
こんな感じ
・鶏のささみ1本の筋を外して
きれいに取れると嬉しくなる
・薄切りにして、更に重ねます
さあ、マイタケちゃんいらっしゃい!
※ささみだとクセが少ないと考えました。= 香辛料不要 = 素材の香りを楽しめる
・マイタケを適量重ねて、塩とバター少々を乗せてホイルを包んで封印します
さあ、行きますよ!
・フライパンに並べて、強火2分、弱火7分でいってみました
※前日の実験の結果から、強火3分だと最下面のタマネギが焦げる
・封印を解いたら醤油とレモン汁をちょっとずつかけて戴きます
本日の夕食(マイタケ尽くし!)
同時に出したかった天ぷらとの兼ね合いを考えた結果、このホイル焼きは、天ぷらを揚げる直前に加熱終了。暫く蒸してみたものです。アツアツとは、いかなかったけれど、すごく美味しかったです。
本日も美味しい山形の恵みを堪能することが出来ました。ひとえに山の神様からの豊かな戴きもののお陰です。やっぱり『東洋のアルカディア』には、相応の恩恵もたっぷりなようです。
本日も感謝あるのみ。
ありがとうございました。