世の中は 三日見ぬ間の キノコかな
訪ねる度に発生の状況がめまぐるしく変わるキノコ。間違いないのは、晩秋のキノコシーズンに突入したということ。
本日は、M氏とキノコ山に入る。前回サワモダシとナメコをタップリ戴いてから5日しか経っていないけれど、また、新たな発見に驚かされるような予感がする。
何てったって、このところの朝の冷え込みの厳しさは、ほとんど冬。こうなったら、低温刺激で発芽するキノコのうちでも大物達が目覚め始めるはずなのだ。理由を説明していると長くなるので、今回は省略します。
で、夜明け時刻に山に着きました。
寒いと思ったら、霜が降りていました
このぐらい寒くなると出てくるキノコの代表が、
ムキタケです
このキノコ、毒キノコのツキヨタケと間違われやすいと言うんだけど、色がずっと上品です。念のため確かめたければ、縦に裂いてみて、つけ根に黒いシミが入っていればツキヨタケです。
そして、
ナメコです
どういう訳か、秋が深まるほど黒々としてきます。前回は出ていなかった倒木からも出始めました。
あっちこっちの木に
ツブナメコが出始めました
めぼしい群生が4本。最盛期になるまで採られなければ、すごい量になるはずです。
マイタケと同じで、この段階で採ってしまうと、量は少ないし下処理は大変だしで、いいことはありません。見置きにします。
それでも、
食べ頃のものがないわけではない
さすがは、『王様の木』(木毎に名前を付けています)。超高品質のナメコが顔を出していました。それから、驚いたことに、まだサワモダシが出続けていました。これだけ冷え込んでも発生した年は、記憶にありません。
「時差付きで、毎週出ったみだいだな。」
「なんだかんだ言って、モダシは豊作だなあ。」
「うん。ビックリだ。」
登山道脇の藪に出ていました
倒木からも出ています
そして、寒さとともに発生するのが、
分かるかな?スーパーにも必ず並んでるキノコ
ブナシメジです(ブナピーじゃないよ)
いやあ、晩秋のキノコが一斉に顔を出し始めた感じです。
本日の収穫物
「いやあ、面白いっけねえ。」
「残したナメコ採り来らねんねべや。」
「去年みだぐ、なぐなってねえどいいなあ。」
「後で連絡すっから、よろしく。」
キノコの成長は、天候によって大きく変わる。その辺の見極めは大事なんだけど、キノコ採り銀座で確実に収穫するためには、ライバル達の動行にも気を遣う必要がある。去年は、それが悉く外れてしまったのだ。今年は、旨くタイミングが合うといいなあ。
可能な策はとってみたいと思うんですけど、結局は、神様達のご機嫌次第かな?
山の神様、天気の神様、本日はありがとうございました。次回も、どうかよろしくお願いいたします。
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