晩秋キノコ採りも最盛期に入ると、需要を供給が上回り始める。今年は順調な方だと思う。したがって、収穫物に余裕があれば、次年度以降に備えての保存にも回す。
この夏から秋にかけて収穫したうちで、年を越してもいいように保存しているのが、トビタケとマイタケとナラタケ。今回もまとまった量のナラタケが採れたので、一部を保存に回しましょう。
一部をナメタケにして
一部を冷凍保存に回しました
ナメコは非常に高品質です
湯がいておきます
これで、冷蔵庫に入れておけば、暫くは即戦力として使えます。冒頭の画像は、前回採ってきたナメコをお昼の麺に入れたものです。
さて、今シーズン初めての収穫になったのがブナシメジです。
深山の貴婦人
非常に美しく、香り高いキノコです。このキノコは、スーパーで『ブナピー』などと命名されて陳列されているキノコと同じもの。だけど、風格も香りも別物。非常に美味しいです。このお方を美味しく戴く一番の料理は、≪お吸い物≫でしょう。早速作ってみます。
下ごしらえの部
・塩水でしばらく虫出しします
・汚れを落とした後、今回は軽く湯がきました
こんな感じ
※このキノコは、姿の美しさを楽しみたいので、切ったり裂いたりしません
調理の部
・笹かまぼこが届いたので薄切りにして添えることにしました
※海鮮の出汁が美味しさを引き立ててくれます
・水1ℓに出汁醤油80mlほどと顆粒だし少々を加えて、汁のベースにします
・用意したブナシメジとかまぼこに、薄切りのニンジンを加えて煮ます
・ここで味見をして塩ひとつまみを加えました
※ニンジンに火を通したいので、沸騰後火を止めてじっくり冷ましました
・白髪ネギを準備しておき、食事前に再加熱。お好みのタイミングでネギを散らします
出来上がりました
味よし、香りよし、姿よし、更に、弾力のある食感が何とも言えず美味しいです。マタギは、時としてスーパーのブナピーを買って使うこともあるんだけど、正直に言って、全くの別物と言ってよい美味しさです。
ああ~!美味しかった!!上の画像は、そのブナシメジのお吸い物と、ナラタケのナメタケです。
晩秋のキノコが収穫されるようになったことで、定番の季節のレシピが食卓を彩り始めます。もちろん、新しいレシピへのチャレンジも可能になってきます。
次は、どんな収穫があるだろう。収穫したら、どんな料理になるだろう。まだ、ボンヤリしたイメージだけど、目の前にキノコが姿を現したら、またワクワクが広がっていくんだろうな。
山の神様、次回も沢山の感動を味わわせていただけますように。どうか、よろしくお願いいたします。
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