「おはようございまあす!」
今日も元気な向かいのM氏の声だ。
「はあい。」
「今朝はよ、これ成ってたからよ。食ってけろ。」
「いつもご馳走様です。ん、これは?」
「冬瓜(トウガン)だ。いやんばいして食ってけろ。」
「んだが。ありがと様な。」
M氏は行動派だ。山菜やキノコシーズン以外にも、自分にノルマを課して動き回っている。このところは、夏野菜の収穫に朝から出掛けているようで、そのおこぼれを戴いている感じだ。先日のハナオクラを食べたと思ったら本日はトウガンだと。ありがたがるだけでなく、いろいろと見習っていきたいものである。
さて、トウガンの料理ね。
妻がため込んでいるレシピ集を紐解いてみると、ありました。これは、マタギがプリントアウトしたものですね。でも、作った記憶が全く残っていない。料理したのは、だいぶ前のことということだ。まあ、ゼロからのスタートという気分でやってみましょう。
作るのは、トウガンの鶏肉餡かけ
下ごしらえ・調理の部
・非常にかわいらしいのだが、剛毛に覆われていたので、たわしをかけて洗いました
・縦に真っ二つに切ったらワタと種をスプーンでくり抜きます
・ピーラーで皮を剥いていって第一段階終了かな
この辺の下ごしらえは、流石にウリ科。スイカやカボチャでの経験が大いに生きます。
・調べてみると、煮崩れしやすいと書いてあったので、ちょっと厚めに切り分けてみました
幅1cm強のいちょう切り
キュウリの親分のような爽やかな香りがしてきます。
・鶏もも肉1枚250gを薄切りにしてトウガンと一緒にヒタヒタの水で煮ます
※沸騰すると鶏肉からアクが出てくるので丁寧に掬い取ります
・野生の勘で酒醤油みりんを各100ml加えて煮込みます(まあ、丁度かな)
※トウガンは800gありました
・沸騰したら落し蓋をして弱火にして10分間煮込みます
・いったん火を消したら、片栗粉と水各大さじ2を混ぜ合わせて再加熱
※沸騰とともにとろみがついて出来上がりです
本日の夕食です
なんと申しますか、癖がないんだけど、鶏肉出汁と餡のとろみが尾を引く美味しさとでも言ったらよいのでしょうか。大変結構でした。
お盆で再度帰省した息子も喜んで食べておりました。
それにしても、いつもいつも、新たな素材を提供してくれるM氏、ありがとうございました。
すぐお返しできるものはないけど、キノコシーズンが来たら、また、遊びに行きましょうね。
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