「おお~い!出てるぞお!!」
「どこにいるんだあ?」
「こっち、こっち!」
「おおっ!」
本年度初のマイタケ採り。マイタケ君は、期待を裏切ることなく我々を待っていてくれました。
おはよう!出ていてくれたんだね
こっちの株は小さいけれど、育ち具合は、まずまず
このレベルを『マメ』と呼びます(傘が開いていない)
ホントは、もう少し大きくなってから採りたいんだけど
なにせ、激戦区。翌日には、誰かに採られてなくなってしまう確率50%。ましてや、間に土日を挟んだら、ほぼ間違いなく、なくなっています。
したがって、週末間近の本日は、ためらうことなく戴きます。この辺の判断に関しては相棒のA氏も異論なしです。2人で山分けして先に進みます。
急な渓を渡ってマイタケのユートピアへ。
目的のミズナラに辿り着くと、
あまりにも可愛らしすぎます
2人とも手を出さずに、次の木へ。
マタギの知る限り、この辺一帯で最も存在感のある老木だったんだけど
昨年度、途中から折れてしまいました。周りを見たけど、マイタケの発生はなし。続いて、一昨年、折れてしまった巨木。こちらも、発生はないようです。
今年は出ないのか、これから出るのか。 来年は出るのか、来年も出ないのか。
すごく知りたい所なんですが、自分で汗を流し、自力でその木に会いに行って、様子をうかがうしかありません。
で、そのために使う労力というか体力が半端じゃないんです。とにかく、体力と気力を振り絞って斜面を登り、目的の木を点検します。採れなくても恨みっこなし。採れたとしても、無事に帰還して、初めて、ホッと一息つける世界。でも、その苦行を乗り越えた末に出逢えたマイタケの何と愛おしく神々しいことよ。
今回は、すごくありがたかった。なんと言っても、最初のポイントで、初物のマイタケに出逢えましたからね。これが、心の担保になって、行動にゆとりをもたらしてくれました(結局、本日は、その後の収穫なし。)。
「次の尾根は、やめていいか。」
「賛成。」
正直言って、今年初のマイタケ採りです。既にクタクタ。もうひと尾根登ったら、足を踏み外したり転落したりとトラブルを起こしそうです。無理はしません。
あとは、山に訪れつつある秋を楽しみながら下山しましょう。
ブナとミズナラの尾根に朝日が降り注ぐ
渓底よりも一足早く注ぎ始めた日光が眩しい。そして、美しい。
危険地帯を過ぎても、注意は怠りません。だって、
倒れて間もない木からは、ハナビラニカワタケ(食)
所選ばず。節操のないツキヨタケ(毒)
アキノキリンソウが心を和ませてくれます
そして、
この豊かな恵みを育んでくれる山々の主稜
新しい季節の訪れを告げる自然界の息吹が、そちらこちらから吹き寄せてきます。
満足!
山の神様、本日もありがとうございました。
また、近いうちに遊びに来ます。
そのときも、よろしくお願いいたします。
忘れてた! この方々にも感謝です!!
新調した足回り!
新しくパートナーになってくれたシューズとパンツ君、極めて快適でした。
ありがとう! これからも、よろしくね!!
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