だれかおしえて ひるざき つきみ
なぜ
わたしだけが ちがうの
「こんばんは」
「こんやも おつきさまに あえるといいね」
「ええ たのしみ」
いかにも おんなじ
いかにも なかま
でも
ほんとは ちがうの
みんながねむると
わきあがる
いたたまれない おもい
わたしは ぎぜんしゃ
うわべだけの なかま
みんなとは ちがう
これで いいの?
だれか おしえて
夏の声が聞こえてくると咲き始めました
ヒルザキツキミソウです。
淡いピンク色をしたきれいな花です
見た目は他のツキミソウと似ているんです(色は違うけど)
だけど、咲く時間帯が違います
他のツキミソウが、夜明けとともに萎んでしまうのに、なぜかこの花だけが日中もきれいに咲いています。
このことを気に病んでか、寂しそうにしていたので、話しかけてみました。
やっぱり、自分だけが違うことをすごく気にしていたみたいです。そこで、
「いいんじゃない。僕には、君が、沈んだ月の代わりに光っているように見えるよ。みんなにも話したら?「代わりに咲いちゃったみたい」って。」
と言うと、
「そうか。私がお月様の代わりなのね。」
とつぶやいて、なんだか少し元気になったみたい。
「みんな、分かってくれるよ。また来るからね。君のお月様、見せておくれ。」
と声を掛けると、
「うん!」
と元気な声。
ああ~、よかった。
また遊びに来るからね。
本当にきれいなお花だと思います。お昼に咲いてたっていいよね。
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