山形にも、かっこいい神社があるじゃないの。そう気付いたのが結構大人になってから。その名は、『上杉神社』。
世の中に、色々な神社があるけれども、この神社に祀られている神様は、『上杉謙信』です。
かなり大きくなってから、
「ええっ?『謙信』って人間じゃないの!?それが、なんで神様なの?」
という矛盾に気付いた。
調べてみると、明治維新の『神仏分離』という施策の中で色々あって、謙信は神様になったのだそうだ。
でも、マタギとしては、全然違和感なし。何てったって、『謙信』と言ったら、『生ける武神』と思えるほどの天才武将だしかっこいいじゃない(特に『GACKT』の謙信は、神がかってた!)。
それに、日本って、もともと『八百万の神』の国じゃありませんか。人間が神様に昇格したって、全然問題なし。むしろ、こういう方が神様なら大歓迎ですよ。何てったって、いまだに地元のヒーローですからね(念のため付け足しておくと、名君『上杉鷹山』も、ちゃんと神様になっています)。
そんでですね、最近知ったんですけど、このお方も神様になって近所にいらしたんですよ。それは、

総理大臣よりもネームバリューは上かも(画像はネットより拝借)
このお方です。
なるほどね。このお方も『生ける武神』だったお人だ。それは分かるんだけど、なぜか我が職場のすぐ傍の丘に祀られているんです。
理由を詳しく書くと長くなってしまうので、超手短かにまとめると、明治維新の時、織田信長の子孫が当地を治めていたからです。
その神社がこれ。

建勲(たけいさお)神社
今も宮司さんがおられるようで、手入れが行き届いています。
石段の下を見ると、

武神が神様になられたことがよく分かる
ここからが本題です。昨日、ネットのニュースを見ていたら、ここのツツジがすごく綺麗で一見の価値ありだよみたいな情報を手に入れたんですよ。で、勤務日程を見たら、明日が昼休みつきの勤務日じゃない。これは、見に行くべきでしょう!ってことになったのです。
そして、当日。

『人間将棋』の会場から山を下る

草いきれのする桜の園から踏み跡を下る

シャガが咲き乱れている
神社に着いたので、お辞儀と拍手をして散策開始。すぐに見つけた。神社の北側だ。

おおっ、これは!

ちょっと遅かったかもしれませんね
多分、最盛期には、ここが絶景のスポットになるんだろうな。今年は、ちょっと遅れたみたいなので、来年に楽しみを残しておきましょう。
休憩時間は、昼食時間も含めて全部で1時間しかないから、少しペースを速めて車に戻ることにした(昼休みに歩くには少々ハードなコースです)。
でも、途中でも、思わず足が止まってしまうんだなあ。




色々なツツジがあるんだね
これまでのマタギは、「ムラサキヤシオが咲いたら、タケノコも伸びはじめる。」みたいな目でこの種を見てきたけど、普通に鑑賞するためにこの花を眺めることも楽しいということが分かりました(今までゴメンナサイ)。
それにしても、職場のこんなに近くに、こんな素敵な庭園が広がっていることに感動です。
これは、武神様に感謝でしょうか。
ありがとうございました。