河童アオミドロの断捨離世界図鑑

ザスドラス博士の弟子の河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

昼間のランタン

2016年02月15日 | ZIZY STARDUST
今はランタンフェスティバルの期間なので、昼間のランタンを見ておいた。
光ってないとありがたみが無い。

目的は、ここのちょっと先に、家賃18000円の一戸建て3LDK賃貸があるので、
それを見に行ったのだ。

なぜか、不動産屋さんはその場所に行きたくないので、グーグルマップを見て、
勝手に行ってくれと言う。

路面電車の駅から16分という長崎の港も見える好立地なのだ。
グーグルマップでもちゃんと存在しているが、航空写真でみると、なぜか、もやもやっとして
見えない。ひょっとして実体の無い霊的な物件なのだろうか。
それで不動産屋さんがいやがったわけだ。

グーグルマップで道順を検索すると森の中の細い道を行くように表示される。
つまり、その道以外はすべて石段なのである。

森の中の道を登山のように登っていくとだんだん道幅が狭くなり、
マレーシアのジャングルのようになってきた。

どこが道やら川やら畑やらわからない草地を乗り越え、
廃村のような風景の中にその借家はあった。

しかし、長崎の斜面は景色としては美しいが使い道が無い。
ビワかザボンを植えるしかないのか。

何軒か家はあるのだが半数くらいが空き家になってる気がした。
航空写真で見えないのは上に草や木が茂ってるかららしい。

少しふもとのほうに下がると家の数が増えてきて人の気配もしてきたが
なにせ、下の道路まで数百段はあろうかという長崎独特の地形である。

不動産屋さんが行けない大きな理由は車が入れない事にあった。
こんな物件ばかり何件も歩いて案内していたらへとへとになるに違いない。

こうやって、日本の不便な田舎から高齢者から順に人が居なくなり、
減少した人口は、ますます都心に集まって、そのうち津波で全滅するのだ。

目玉で水切り遊び

2016年02月15日 | ZIZY STARDUST
地獄の番人は、八田四郎のアダマンチウム製の骨を抜き取り、ホームセンターに卸売りした。

3000円ほどになった。

そして、四郎に言われたとおり、その目玉を無縁仏の墓場のほうへ放り投げた。

水切り遊びが得意だった地獄の番人は、目玉を5回もジャンプさせて、墓場の中央にピタリと着地させた。


「これで良かったんだよね、これであんたの魂は成仏できたのかい?
もう聞こえてないかもしれないけれど」

「番人さん、おおきに、わてはこの日にために、自分の目玉にDNAとルテインとアントシアニンと、
再起動のためのスクリプトと、ついでSTAP細胞を組み込んでおいたんや。
これで、地獄に行くこと無くこの世に留まることができる。
ほんま、おおきに」


八田四郎は今まで自分をないがしろにしてきた、妻のとし子と、子どもの七郎と八郎に、
復讐することを決意した。

わてが居ないことを幸いに、あいつらは、今頃、かんころ餅でもあぶって食べているに違いないのだ。

寒くなったり暖かくなったりの、このところの地球温暖寒冷化に八田四郎は花粉症を発症していた。

でも、目玉だけの存在になったので鼻水の心配は無かった。

それだけが無性にうれしくて笑おうとしたがアゴが無かったので無理だった。

寒かった冬ももうすぐ終わるが、どうせまた1年後に冬が来るのだ。

上がった株価はどうせまた下がるのだ。

そうやって乱高下しながら太陽系は消滅していくのだと思った。