ライン

2009-07-30 05:53:56 | Daily Life
平日休みの後の水曜日、天気が怪しいのでマウンテンバイクはお留守番…徒歩で会社に向かう。
休んだ次の日はいつもより30分早く出社…状況が読めないから。
いつもならいくつかの指標をあたり、今日の製造予定を確認して、大丈夫なのでコーヒーでも一杯…となるのだが、昨日は驚いた。
製造予定とラインの人員を見比べて、焦る…『終わらねぇ…』。

おいらは生鮮食品会社の工場勤務。
普段の仕事は生産現場のラインスタッフだ。
生産量の指示・人員と材料の手配など『直接ライン』が効率良く商品を生産できるように調整するのが仕事。
商品の出荷時間は毎日定時で決まっている。
なんとか定時で商品を仕上げる段取りを取らなければならない…。

たりない頭を必死で回して無い知恵を絞り出す。

上役登場…。
『すみません、今日はここで私の代わりをしていただけませんか?』
間髪を入れずに続ける。『ラインの頭数を揃えます。私がラインに入るので、事務所仕事をお願いします。』
あちらこちらの部署から人員をかき集めてなんとかライン稼働にこぎつける…。

普段はラインの仕事をしないおいら、まるっきり要領が掴めない。
毎日やっていらっしゃる方々は流石に慣れたもの、手際が良い。
ラインが動くスピードについて行くので必死…。
『こんな中で毎日仕事をしているんだなぁ…。』研修期間で感じたのとは別の感覚だ。

なんとか事なきを得て、出荷に間に合わす。
おいらの仕事は後回しになったけれど、まず今を何とかしなければならないから。

今回の原因はお客様とウチの営業マンの連絡不行き届きだったらしい。
お客様は『言ったつもり』、営業マンは『聞いてない』…。
それが本当かどうかは関係ない。
ただ、予定していない出荷がどんなに恐ろしいか。
『日配』と呼ばれる1週間程度の賞味期限で販売される生鮮食品は、受注から出荷までのリードタイムが平均で4時間…完全な予定調和の世界。
貰った注文を全うするのがメーカーの努め、最大限の努力はしなければならないのだが…。

ひと段落したラインを見ながら、計画の大切さを再度考える。

ブログ村投票ボタン blogram投票ボタン