群れ

以前、何かで自転車愛好家の『群れ』についての記事を読んだことがある。

基本的な戦術で、ロードバイクは団体戦、MTB は個人戦という観点で考えた時…。
ロードはチームメンバー各々に与えられた役割があり、エースを勝たせるためにどう戦うかを考える団体戦＝群れで戦う。
MTB はそれほど広くない荒れたコースを走るわけで、基本的にアシスト出来るような走り方は出来ない。E/D のようなチーム戦でも、走っているのは基本的に個人＝独りで戦う。

然るに、ロードを好む人は集団で戦う草食動物の群れで、MTB 乗りは一匹狼。
そういう性格分析だったように記憶している。

はぁ、なるほど…。
滋賀にいた頃はそう思ったが、最近ちょっと考え方が変わった。

ソイガーカップに、おいらは独り寅田オレンジで参戦したのだが…。
新潟でおいらを迎えてくれた orz racing SGM は黒ジャージ。
なんか『スイミー』みたい…小学校の国語の教科書に今も昔も掲載されるレオ・レオニの名作絵本…色は逆だが。

今までの山遊びで、危険な野生動物が出るような山にはいかなかった。
近所に手ごろなトレイルがたくさんあって、ちょっと行ってこられた。
でも、こっちはそうはいかない。
独りで山に入れば危険がいっぱい。

MTBer は一匹狼？
違う気がしてきた。
ロードバイクとは違う仲間意識が大事。

スイミーなおいらを迎え入れてくれたことに感謝。
色は違っても同じ MTBer として…。

６月になった。
巷は衣替えで夏服。

黒いジャージを注文した。
仲間が大事。