ロードバイク=ママチャリ

2010-11-25 05:37:16 | Bicycle
いや『道路上の車両としてどう評価するか』の話。

ママチャリだから歩行者の延長じゃなく、
ロードバイクだから偉いわけじゃない。

ロードバイクは『速く・遠くへ』という部分に長けているし、MTB は『路面状況にオールラウンド』。
ママチャリは買い物に便利なカゴが付いていて『低速安定性』はピカイチ。
それぞれの得意分野は違うが、自転車であることに変わりはない。

例えばの話…速度無制限で有名な『アウトバーン』。
じゃ、アウトバーンの速度制限なしの区間を走る車は、どのクルマも限界に挑戦するわけ?

違うよ…な。
製造時期や、クルマそのもののポテンシャルの問題、運転者の性格や身体能力で『安全に走れる』スピードはそれぞれ違う。

スポーツカーがファミリーカーよりも速く快適に走れるのは『当たり前』で、ライト上向きで『オラオラ!』って言わんばかりに煽ってくるヤツは、誰にも相手にされない『愚か者』でしかない。

スポーツバイクに乗る人は基本的に『道路を安全に走ろうとする人』で、『自転車を車両と理解している人』だ。
マナー良く、信号も守るし、車道の左側走行も守る。
でもね、そんな自転車乗りを見ていて、スポーツバイク乗りに有りがちな『落とし穴』に落ちていないか?…と、思う時が多々ある。

日本では、社会一般でいう自転車は、ママチャリを指す。
そして、スポーツバイクに乗る人は、ママチャリとスポーツバイクを区別しようとする。
『おまえの「チャリ」と、オレの「バイク」を一緒にするな』って言わんばかりの発言…していないか?

ハッキリと言う。
ママチャリを車道に出したら危険…というのは、スポーツバイクが走りにくくなることを心配してるんじゃないか?

ルールは徹底されるべき…簡単な話、原チャリのルールをそのまま自転車に適応するだけのはず。
車道左側走行の大原則がママチャリでも実現できれば、スポーツバイクはその右側をパスしていくだけのこと。
右側の安全確認でパスできないのなら、ママチャリの後を付いて走るべきだ。
公道はサーキットじゃない。
実際にクルマの運転ではそうしているハズ。

さっきのたとえ話に戻る…。
ママチャリというファミリーカーをロードバイクというスポーツカーがあおる…あはは、大笑いだ。

車道は『車両が走る道』と言う意味で、『速度が速い道』ではない。
速度は中央線に近づく(右に寄る)につれて速くなるものだ。

それぞれの種類の自転車が自分の得意とする速度帯で走っている。
変な区別をせずに、ルール徹底の啓発こそ全てと思うのだが、どうだろう。

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