着用努力

2012-03-09 04:37:56 | Bicycle
長女がヘルメットの使用を拒み続けている。

去年の冬に連合いのヘルメットを買って『なんとなく』長女に見せているのだが…『ヘルメットは自分の趣味と合わないダサいもの』…という感覚が彼女の頭の中を支配しているようだ。

ヘルメットは、頭部の保護をするためのもので、装飾品ではない…それは紛れもない事実。
機能する事柄自体を美的に捉えられる類の人たちならば、極力『ムダ』を省いたモノに『機能美』を見出す。
スポーツ自転車乗りの皆様方は、基本的にこんな人たちだ。
でも、自転車をスポーツと扱えない人たちからすれば、ムダが省かれている分『素っ気ない』とも見えるし、あまりにもスポーツに寄り過ぎているようにも見える。

例えば…事務用文房具の『書きやすさ』に物足りなさを感じるような話だ。
uni や MONO の鉛筆や campus ノートのようにシンプルで機能的であることだけが文房具の価値ではない。
製図や精密描画のプロが扱うようなコンパスや定規は、一般人の日常生活に全く必要ない。

おいらが思う『自転車用のヘルメットの現状』はまさに『こんな状態』。

ヘルメットの着用は…今のところ義務じゃない。
あるのは『13 歳未満の子どもに自転車用ヘルメットを着用させることは保護者の努力義務』という項目だけ(道路交通法 第 63 条の 10)。
13 歳以上の人については、何も規制が無いのが現状だ。
でもさ、なんでそこに年齢制限が入っているんだろうかね?

以前、おいらはヘルメットについてこんなブログ記事を書いている。
効果と限界(2011/12/1)
手強い彼女(2011/12/21)

子を持つ親にとって、子どもが小学生だろうが、中・高校生だろうが、それ以上だろうが、大切な我が子であることは変わらない。
子の安全を願うのは、親の普通の姿だろう。

義務化したり、強制したりすれば、反発も起こる。
努力義務がもう少し長ければ、親の意識も変わるのかな?

何れにしても…
上の文房具の例で言えば、『ファンシー文具』のようなヘルメットが多く出回らなければ、年頃の子どもたちを振り向かせることは出来ないと…ちょっと感じる。

最近では子ども用のヘルメットの種類も増えてきているし、努力義務の効果だって多少はある。

買う人が増えれば種類も増える。
そんなに簡単にはいかないだろうけど…もう少し着用努力に動きがあっても良いと思うんだけどさ。

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