あの時とおなじ

2012-03-31 05:25:26 | Daily Life
新潟市域での学童保育は『ひまわりクラブ』と呼ばれ、新潟市が運営している。
他の地域は良く知らないが、ウチの小学校区では小学校のすぐ近くにクラブが置かれている。

去年の2月から連合いが正社員としての仕事に就いたので、長男は小学校の帰りや夏休みなどの長期休業期にひまわりクラブのお世話になった…その間、1年ちょっと。
たまに『行きたくない』とごねることもあったが、それでも1年間通ってくれた。

ひまわりクラブの保育対象は小学校3年生までで、年度替わりの3月いっぱいまでが対象。
今年の3月31日は土曜日でサッカークラブがある都合上、長男の利用は3月30日が最終日となった。

おいらの仕事が終わってお迎えに行く。
時刻は午後6時。

帰り方は家の都合でイロイロで、時間を決めて歩いて帰る子や、迎えを待つ子など。
ウチは基本的に迎えに行っていたのだが、最終午後6時半近くになると放課後すぐは賑やかだったクラブも次第に子どもの数が減ってきて寂しくなってくる。

玄関を入っていくと、クラブの指導員の先生方は子どもの名前を呼んで帰り仕度を促す。
おいらの顔も覚えて下さっていて、わざわざ名乗らなくても長男の名前を呼んでくれた。

いつもと変わらない帰りの風景なんだが、ウチらも先生方も最終と分かっていてなんとなくさびしい。
『上履き持った?忘れ物ない?』

もうここの所属でこの施設に訪れることはない。
『先生、元気?』と後から遊びに行っても、卒業生としてしか顔を出せない。

長女も次女も下に長男がいるから…例えば長女が小学校を卒業したって次女が小学校に通っていたし、
次女が小学校を卒業したって長男が小学校に通っているし。
でも、長男は末っ子で、長男が卒業すると…その後に続く家族がいない。

あぁ、そうか…この寂しさ、あの時とおなじ。

子どもの成長は嬉しい限りだ。
どんどん新しい場所に進んで行けばいい。

ただ、振り返る場所はあってさ。
長男が思うひまわりクラブの思い出と、おいらが思う思い出はまるっきり違うが、
最後の下校で思う寂しい気持ちは、おいらの心の中で長男の幼稚園の卒園とリンクする。

ありがとう、さようなら。
ひまわりクラブのこの一年間に感謝。

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