逆走の波

2012-07-15 16:15:39 | Bicycle
7/14 の土曜日、午前中は結構激しく雨が降ったものの午後には雨も上がり、恰好のサッカー観戦日和。
長男と 2 人で向かうはビッグスワン。

下位に低迷するアルビレックス新潟…この日の対戦相手は今期 3 位と好調の浦和レッズ。
元々サポーターが熱狂的なレッズ…関東近郊から新潟まで高速で 4 時間くらい。
他のビジターチームと違ってビジターサポーターが多いことでも有名…応援合戦も燃える一戦。



試合展開への興味もさることながら、4 級審判の資格を取ったばかりのおいら…主審や線審の動きにも大注目。

結果は 0-0 の引分け。
試合の見方はイロイロあろうが、おいらは『がっぷり組合った良い試合』だったと見た。
お互いの長所が出ていてさ、ゴールには至らないもののシュートの打ち合いも見ごたえがあった。

勝てなかったのは残念…だが、見ていて満足の試合展開。
意外とスッキリした気持ちでビッグスワンを後にする。
だが…この後、非常に後味の悪い帰り道が待っていた。



ビッグスワンからの帰路は鳥屋野潟を反時計回りに市内に戻るコース…地図で見ると新潟テルサ→新潟市民病院→女池 IC へと向かう感じだ。
大概の場合、試合に向かう人の流れは疎らで帰りは一気…試合終了から一斉に帰るからだ。

ご覧の通りビッグスワンは東西に貫く隣接道路の北側に敷地を有するので、退場した人並みは隣接道路の北側の歩道を歩く人が圧倒的だ。
この場合、東行きの歩行者は車道に対して左側通行、西行きの歩行者は車道に対して右側通行…という形なる。

歩道を歩行者が通行するにあたっては、車道のどちら側を通ろうとあまり気にならない。
その歩道自体が縁石と街路樹で仕切られているし、歩いているのはあくまでも歩道、車道を歩いているわけではない。

だが、自転車の輩の『酷さ』と言ったら…。

歩道の人波を縫って走る…しかも逆走。

さらには、車道の逆走だ。
しかも数台…というレベルじゃない。
何百台と言うレベルで車道を逆走する。
その中に見える景色は、無灯火・ケータイ片手はごく普通。
オトナも子どもも、子乗せ自転車に子どもを乗せている人も、当たり前のように逆走する。

この景色は…異常だ。

おいらは長男を連れて自転車を押して横断歩道を渡り、左側通行厳守で車道を走った。
小 4 の長男も、別に車道走行を怖がらない。



前照灯に尾灯、キープレフトの大原則さえ守れば決して怖くない…どころか、極めて快適に走れる。
逆走車道走行はメチャメチャいっぱいいるのに、正走車道走行って、なんでこんなに少ないんだろ…。
答えはカンタン、自転車を車両と認識していないからだ。
近い側の『歩道』を自転車で走る、歩道がいっぱいだから車道側に出るだけの話…歩行者の延長線でしかない。

事故って大怪我する認識がないんだろ。
自転車でぶつかっても擦り傷程度って思っているんだろ。

もし仮に、逆走自転車がクルマと接触したとしたら…自転車は交通弱者として保護されるだろうか?

おいらは『本気で交通ルールを守ろう』と、改めて思った。
子どもを誘導している時はなお更だ。

交通ルールを何故守るのか?
難しいことを並べるつもりはない、自分の安全・家族の安全は、自ら守る。
少なくとも、おいらがいる目の前で、家族に危ない思いをさせない。

今の現状を憂うよりも、現状の中で近親者の安全を確保する方が先。

サッカー観戦の爽快感が、どこかに飛んでいってしまう帰り道。

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