役立つ≠目立つ

2012-07-30 14:16:24 | Kids Soccer
長男の『遠征』も無事に終わり、小学校で解散して家までの帰り道。

長男がシュートを決めて得点を取った事に絡んで、こんなことを言った。
『でもさ、大会で1点しかとった事がない。もっと活躍したい。』

おやぁ?
おいら的には大活躍だと思ったんだけどさ…。
少なくても今の長男の力では『これ以上ない』出来栄え。
始めて半年足らず…何年もやってる仲間と混ざってやっているんだから、指摘しているとおり技術面の見劣りは当然ある。

『でも、シュート出来ないし…。』
そりゃぁ、そうだ。
昨日の記事の通り、後ろをやることが多いんだからストライカーのようにはいかないさ。

サッカーをやっていると、どうしても得点シーンに目が行きがちで、スコアやマスコミなんかでもそこを取り上げることが多いワケで…。
そう言う意味では DF 陣はスコアに絡むことは少ない。

でもさ、サッカーは守備ありき。
ボールを支配しなければ攻撃を開始できない。
相手の攻撃を食い止め、ボールを取り返して支配する最後の砦で、最初の一撃こそ DF。

ここが安定しているからこそ前線のプレスが効いてくるんだ。

日曜日の試合に DF で出場した長男は、相手ボールのスローイングを 2 回連続でタッチラインの外に弾き返した。
3 回目のスローイングは長男がいるライン際を諦め、フィールド中ほどへ…。
そこに『待ってました!』と言わんばかりに走り出たチームメイトがカットしてドリブル突破、見事にゴールを get !

ライン際へのスローイングは鉄則。
小学生ぐらいならそのままドリブルでライン際を走り抜けることも良くある話だ。
だからライン際が危ない。
しぶとくはじき返したら、相手はそこには投げられないと思うだろう。
結果、中へのスローイングは判断ミス。

結果的にはスローイングのボールをカットしてドリブル突破・ゴール…だが、そこにスローイングを投げさせたのは長男のしぶとさ故だった。
記録には残らないけれど、ナイスアシスト!だったんだよ、本当は。

カッコ良くドリブル突破、豪快にシュート…じゃなくていいんだ。
サッカーはチームプレー、全員がストライカーじゃない。



だいじょうぶ、役に立っている。

あなたの働きはみんなみている。
チームメイトもコーチも監督も…おいらも。

目立つことが役に立つことではない。
記録に残らなくても、なくてはならない大事な仕事なんていっぱいある。

それが大切だと本当に思えたら、サッカーはきっともっと楽しくなるんだろうと思うよ。

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