8月10日の句会で「盆」という席題が出されました。
ご存知の方が殆どと思いますが席題というのは、その場で題が出され、即席で詠んで提出するものです。
因みに前以って出されるのが「兼題」、自由に詠むのが「自由題」です。
私はどうもまともな句が出来そうもなかったので、1分か2分の思いつきで「里山の低き稜線盆の月」として提出しました。
今日から月遅れの盆で16日までの間に祖先の霊を迎え、もてなし、送る行事が行われます。
精霊を迎えた家では僧侶に「棚経」を上げてもらい、遠くはなれている家族も帰省して久々の団欒の時を過ごします。
娘達は明日の午後来て夕食の後、すぐ近くの木曽川の花火大会を見に行くといっています。
数ならぬ身となおもひそ玉祭り 芭蕉
魂祭り王孫いまだ帰り来ず 蕪村
御仏はさびしき盆とおぼすらん 一茶
信心の母にしたがふ盆会かな 飯田蛇笏
霊棚や二代養子の父と夫(つま) 竹下しずの女
独り出て道眺めゐる盆の父 伊藤通明
花剪つてすぐ吹き降りの盆供養 廣瀬直人
束ね髪切らむとつかむ盆の闇 長谷川久々女
母の姉母の妹盆の客 倉田紘文
亡きひとのふるさと盆会いまは行かず 松村蒼石
ご存知の方が殆どと思いますが席題というのは、その場で題が出され、即席で詠んで提出するものです。
因みに前以って出されるのが「兼題」、自由に詠むのが「自由題」です。
私はどうもまともな句が出来そうもなかったので、1分か2分の思いつきで「里山の低き稜線盆の月」として提出しました。
今日から月遅れの盆で16日までの間に祖先の霊を迎え、もてなし、送る行事が行われます。
精霊を迎えた家では僧侶に「棚経」を上げてもらい、遠くはなれている家族も帰省して久々の団欒の時を過ごします。
娘達は明日の午後来て夕食の後、すぐ近くの木曽川の花火大会を見に行くといっています。
数ならぬ身となおもひそ玉祭り 芭蕉
魂祭り王孫いまだ帰り来ず 蕪村
御仏はさびしき盆とおぼすらん 一茶
信心の母にしたがふ盆会かな 飯田蛇笏
霊棚や二代養子の父と夫(つま) 竹下しずの女
独り出て道眺めゐる盆の父 伊藤通明
花剪つてすぐ吹き降りの盆供養 廣瀬直人
束ね髪切らむとつかむ盆の闇 長谷川久々女
母の姉母の妹盆の客 倉田紘文
亡きひとのふるさと盆会いまは行かず 松村蒼石