カナダ 隠居生活

今まで世界をさまよい、2010年50歳、カナダにケアギバー 留学し、就職。2015年次女と念願の永住権獲得。

日本の医療が目指す先 (2)

2017-11-09 13:40:44 | 日記
結局 骨盤骨折も見つかり 歩けないため1週間程入院と医師の話だが 整形病棟が満杯なので もう一泊 救急病棟で入院との話だ。そこへ 退院担当看護師がやって来た。ここからすでに在宅ケアに向けての患者教育が始まってる。日本ではケースワーカーが行うが カナダは一括して看護師が患者の病状 生活環境を調査し 片腕が使えず 歩行困難な状況で 在宅ケアをどう組入れるかを検討する。紹介されたのは 政府の機関の 介護派遣制度、2週間はお試しの無料期間 その後は収入で支払い金額が決まる。時間で請求ではなく 日数で請求なので 使いやすいと言ったものだ。無論 これ以外に個人経営の派遣会社も沢山あるよ。ベット、ポータブルトイレ、歩行器はレンタルがあるし、、というような話を病気や色々な話に盛り込んで説明始めた。やっぱり 早期退院 在宅ケアに持ち込むには 経験豊富な医療者の助けがいる。いろんな病気をよく知ってて今後何が必要かと患者らに安心感を与えなければね。
母が急性期治療病院にいた時 ただここには長く居られないと思うだけで 何の話もなかった。私はいつでてけと言われるのか不安であったものだ。リハビリもしっかりしている病院だから この退院時担当看護師がいれば いろいろスムーズになるのではないかな。

カナダを見て、、日本の医療が目指す先

2017-11-09 11:44:37 | 日記
カナダには 日本政府が目指す医療が現実となっているように思う。それが決して国民に対し良い政策ではないと思うが、必要ない検査や治療をし過ぎた日本の医療にツケが回って来ているようだよ。
カナダも一時期は 日本と同じく入院期間は患者の状況に応じて制限がなかったが、このままでは国保が破産すると 数十年前から 病院建設を縮小し 在宅ケアの充実化を図った。訪問できるのは、医師、看護師、リハビリ(呼吸器、理学療法)栄養士、血液検査技師、ソシアルワーカーと あらゆる技術者がいる。
昔からファミリードクターがいるので 緊急以外は紹介状なしでは受診できない。しかし日本のようにあちこちに専門医が開業してるのは歯科と眼科しかないので、他のかは紹介してもらうしかない。耳鳴りに悩んでた私は家族医に話したら ステロイド内服で良くなることがあるよ。と言われたけど、数週間まって耳の医師に受診したよ。緊急じゃなければ待たされる。医師の絶対数が日本に比べ少ないようだ。
同じ検査を何度もしないように 検査室は薬局同様に独立してて 医療保険番号を入れると 検査結果が医療者側で共有出来る。
歯科治療と外来の処方薬は 政府の保険は適応外なので ブルークロスという保険に個人で加入するしかない。歯科治療は恐ろしく高額で 神経を治療するのに20万以上かかるのだ。うちはブルークロス3人分で毎月3万払い、BC州の健康保険に毎月3万払い、、結構な額である。個人負担分が結構多い。
入院ベットは常に満杯なので 救急外来に 数日間入院用のベットがあり、ここから ともかく帰宅を促される。介護しを雇うことになるだろう。介護士は1時間 25-30カナダドル で 看護師も雇えるが非常に高いので、低賃金で雇える移民者,
私のような人間を雇う人も結構いる。