大泉 洋の映画 「こんな夜更けにバナナかよ」は 筋ジストロフィーの患者が 親の世話にならず 施設に入らず 自宅で通いのケアギバー達と生きて行くという 日本ではなかなか例がない 実話であった。
カナダでは 1980年代から 障害者の施設を無くし在宅へと方向転換し20年前には 国と州が予算をつけて障害者自身を ケアギバーの雇用主とする政策がとられてきた。
10年前 ケアギバースクール卒業後 MS(多発性硬化症)の雇用主の元働いた。
この仕事はMS患者家族のサポートしてるNPO協会を通じて知った。雇用主はオイル会社で働いてたので ケアギバーの給与や医療に関することは会社の保険から支給されてた。
また 自分で設計したバリアフリーの自宅で 電動車椅子のコントローラー🕹を かろうじて動く右親指と人差し指で動かして移動していた。ケアギバーを雇い 小学生、幼稚園の子供達と通勤してる妻との生活を実現していた。
ケアギバースクールで教師より 障害者の手足となる様に と教えられたことがいつも気持ちに合った。こんな夜更けに。。をみると そんな場面が結構出てくるので 思い出してた。
一対一だから出来る事が盛り沢山。障害者自身が雇用主なのであるから。
日本はカナダほどMS人口は少ないと思うが 家族の負担を減らし また 自宅で自分らしい生活をしたいと思う人々に カナダのケアギバ〜制度はいいと思う。そして インドネシア など医療系移民者にとっても いきなり大きな施設で働くより個人雇主と一対一でケアしながら日本語になれ成長し その後 医療現場に送り出す そんなシステムがあってもいいのじゃないかと思う。もちろん雇用主の収入状況によって政府がケアギバーの給料を支払う事が前提だ。
ゆくゆくは医療現場の人手不足も補っていけるし日本で働きたい外国人の雇用につながるのではないだろうか。