本日は近美→大丸→道新→グランビスタ→大通→富士フイルム→らいらっく→道銀本店→三越→さいとう→スカイホール→文学館の12か所。
傘は差さなくても良いくらいの小雨の中、出発。
■北海道立近代美術館「国宝・法隆寺展」。年間パスを更新しようとしたら、少し時間がかかるというので展覧会を先に見せてもらえることになった。この展覧会、一般の観覧料は1800円。前期と後期で少し展示が変わるようなので、両方見ると3600円。年間パスは10000円なのだが、簡単に元が取れそうな気がするのである。
「百万塔陀羅尼」:8世紀の印刷物(お経)なので、活字好きにはしみじみと感じ入るものがある。
「観音菩薩立像(夢違観音)」:法隆寺の仏像はいかにも伝来ものといった顔つきのものがあるが、この夢違観音は薬師寺の薬師三尊・日光・月光に近い、スッキリとした感じがある。それが国宝たる所以だろうか。
「聖徳太子および侍者像」:今回の目玉展示の一つ。表から見ると聖徳太子像の顔だけが際立って凛々しい(というか厳しい)。背中側から見ると、侍者像の服の文様がしっかり残っており、見どころであろう。
「上宮聖徳法王帝説」:どんなんだったっけ…。国宝。
「鳳凰(金堂天蓋付属)」「飾金具(金堂天蓋付属)」「天人(金堂天蓋付属)琵琶・縦笛」:いずれも国宝。「天人」は平等院鳳凰堂の「雲中供養菩薩像」の原型を思わせる、素朴な可愛らしい像。
「菩薩半跏思惟像」:中宮寺の傑作が札幌にやってきた。ちょっと非の打ちどころがない感じだ。
「天寿国繍帳」:飛鳥時代の刺繍だが、鎌倉時代に補われた箇所があるそうで、明らかにくすんだ部分ときれいな部分に分かれている。解説に書いてあった「一針一針縫ってあり」というところを感動したおばちゃんが2回も繰り返していたが、刺繍ってそもそも一針一針縫うものではないのかな?
今日は8国宝か。10月4日から後期展示になるので、もう一度見に行こう。展示会場の混雑はそこそこで、地獄ではない。
■北海道立近代美術館「『北の美のこころ』を携えて」。
阿部典英「ネェダンナサンあるいは再象」:割と見たことのある作品が多かったが、力強いこれを掲載。
栃内忠男「コンポジション”群”〈リンゴ〉」:破壊力があっていい。
岩橋英遠「道産子追憶之巻」:これもいつも見ている作品だが、夏から秋になる所の物悲しさは格別である。ちょうど今、そういう季節だろうか。
■北海道立近代美術館「現代ガラスの美」。
ダナ・ザーメチニーコヴァ「空中浮揚」:初めて見たかもしれない。
イヴァン・マレシュ「卵」:この圧倒的な存在感。重さは100kgくらいあるのだろうか。
家住利男「表面ー000995」:この作家の作品は良く見ているけれども、この3連の作品は初めてかも。
ロビーに戻り、パネルを撮影。思えば12年前に法隆寺に行ったのが懐かしい。
西18丁目までは地下鉄で来たのだが、この後はオール歩きである。北5条通りを札幌駅方面へと向かう。
北5西9で「青年寄宿舎跡の碑」というのを発見。札幌農学校生の寄宿舎があり、2005年に解体されたのだそうだ。
そしてどこかのビルでこんなものを発見。「この大理石は、旧全信連北海道支店の玄関等の壁に用いられたものです。ベルギー産でサンゴやオウムガイ、ウミユリが見られます。」と書いてある。心得のない私には、どれがどれだか分からんのだが…。
■大丸「大黄金展」。
佐久間啓介「K24レリーフ「虎」」:11億円だそうだ。
特別展示「黄金の虎」:金箔約1900枚使用とか。
大通から中島公園まで歩く。すすきのの南側に来ることも珍しいので、通りすがりに写真を撮影する。
山谷圭司「おだやかな直立」:おだやかというよりは異物感を感じる。
松隈康夫「あっちこっち」:自転車に埋もれているのが悲しい。
丸山隆「球の記憶」:球の記憶と言いながら、丸い部分がほぼ無いところが面白い。昔は球体の一部だったのか、球体が昔はこの形を取っていたのか…。
■北海道立文学館「金子みすゞの世界」。詩を全く解さない私だが、なかなか悪くなかった。有名になってしまった作品は少々鼻につかないでもないが、それ以外のものは新鮮に読むことができた。
夫との不仲や若くして死んだことについては情報が少なかった。夫が創作活動を禁止したということが書いてあったが、「場合によっては健康状態を慮って止めたという可能性もあるな」と判断を保留していたのだが、今検索して事情を読んでみると最低の夫だな! 若いお嬢さんがそんな死に方をしなくてもねえ。
傘は差さなくても良いくらいの小雨の中、出発。
■北海道立近代美術館「国宝・法隆寺展」。年間パスを更新しようとしたら、少し時間がかかるというので展覧会を先に見せてもらえることになった。この展覧会、一般の観覧料は1800円。前期と後期で少し展示が変わるようなので、両方見ると3600円。年間パスは10000円なのだが、簡単に元が取れそうな気がするのである。
「百万塔陀羅尼」:8世紀の印刷物(お経)なので、活字好きにはしみじみと感じ入るものがある。
「観音菩薩立像(夢違観音)」:法隆寺の仏像はいかにも伝来ものといった顔つきのものがあるが、この夢違観音は薬師寺の薬師三尊・日光・月光に近い、スッキリとした感じがある。それが国宝たる所以だろうか。
「聖徳太子および侍者像」:今回の目玉展示の一つ。表から見ると聖徳太子像の顔だけが際立って凛々しい(というか厳しい)。背中側から見ると、侍者像の服の文様がしっかり残っており、見どころであろう。
「上宮聖徳法王帝説」:どんなんだったっけ…。国宝。
「鳳凰(金堂天蓋付属)」「飾金具(金堂天蓋付属)」「天人(金堂天蓋付属)琵琶・縦笛」:いずれも国宝。「天人」は平等院鳳凰堂の「雲中供養菩薩像」の原型を思わせる、素朴な可愛らしい像。
「菩薩半跏思惟像」:中宮寺の傑作が札幌にやってきた。ちょっと非の打ちどころがない感じだ。
「天寿国繍帳」:飛鳥時代の刺繍だが、鎌倉時代に補われた箇所があるそうで、明らかにくすんだ部分ときれいな部分に分かれている。解説に書いてあった「一針一針縫ってあり」というところを感動したおばちゃんが2回も繰り返していたが、刺繍ってそもそも一針一針縫うものではないのかな?
今日は8国宝か。10月4日から後期展示になるので、もう一度見に行こう。展示会場の混雑はそこそこで、地獄ではない。
■北海道立近代美術館「『北の美のこころ』を携えて」。
阿部典英「ネェダンナサンあるいは再象」:割と見たことのある作品が多かったが、力強いこれを掲載。
栃内忠男「コンポジション”群”〈リンゴ〉」:破壊力があっていい。
岩橋英遠「道産子追憶之巻」:これもいつも見ている作品だが、夏から秋になる所の物悲しさは格別である。ちょうど今、そういう季節だろうか。
■北海道立近代美術館「現代ガラスの美」。
ダナ・ザーメチニーコヴァ「空中浮揚」:初めて見たかもしれない。
イヴァン・マレシュ「卵」:この圧倒的な存在感。重さは100kgくらいあるのだろうか。
家住利男「表面ー000995」:この作家の作品は良く見ているけれども、この3連の作品は初めてかも。
ロビーに戻り、パネルを撮影。思えば12年前に法隆寺に行ったのが懐かしい。
西18丁目までは地下鉄で来たのだが、この後はオール歩きである。北5条通りを札幌駅方面へと向かう。
北5西9で「青年寄宿舎跡の碑」というのを発見。札幌農学校生の寄宿舎があり、2005年に解体されたのだそうだ。
そしてどこかのビルでこんなものを発見。「この大理石は、旧全信連北海道支店の玄関等の壁に用いられたものです。ベルギー産でサンゴやオウムガイ、ウミユリが見られます。」と書いてある。心得のない私には、どれがどれだか分からんのだが…。
■大丸「大黄金展」。
佐久間啓介「K24レリーフ「虎」」:11億円だそうだ。
特別展示「黄金の虎」:金箔約1900枚使用とか。
大通から中島公園まで歩く。すすきのの南側に来ることも珍しいので、通りすがりに写真を撮影する。
山谷圭司「おだやかな直立」:おだやかというよりは異物感を感じる。
松隈康夫「あっちこっち」:自転車に埋もれているのが悲しい。
丸山隆「球の記憶」:球の記憶と言いながら、丸い部分がほぼ無いところが面白い。昔は球体の一部だったのか、球体が昔はこの形を取っていたのか…。
■北海道立文学館「金子みすゞの世界」。詩を全く解さない私だが、なかなか悪くなかった。有名になってしまった作品は少々鼻につかないでもないが、それ以外のものは新鮮に読むことができた。
夫との不仲や若くして死んだことについては情報が少なかった。夫が創作活動を禁止したということが書いてあったが、「場合によっては健康状態を慮って止めたという可能性もあるな」と判断を保留していたのだが、今検索して事情を読んでみると最低の夫だな! 若いお嬢さんがそんな死に方をしなくてもねえ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます