本日は三岸→資料館→大通→三越→スカイホール→さいとうの6か所。年末年始休業に入ったところもあるし、今日の私の主目的が本の大量購入なので、ギャラリー巡りの数は少なめ。
寒いが天候はまずまずの中、出発。

■三岸好太郎美術館「三岸が愛した札幌」。ほぼ常設展で作品展示には特筆するものなし。ちょっと珍しかったのが9.5mmフイルム映写機で、これは本間紹夫が所有していたものらしい。またそのフィルムも残っており、デジタル化されたものが上映されていた。内容は中島公園やヴェニス風景などがあったが、本間の家がお金持ちであった故だろう。
動画そのものは撮影禁止だったので、パテ社の映写機の方を撮影。

それから、個展で作品を借りたお礼に行った三岸節子が、本間の依頼を受けて描いた「果物」という水彩画が展示されていたが、これは初めて見たかもしれない。
「大正5年札幌市街図」:札幌の資料が2点、展示されていた。これは三岸が子供の頃の札幌市。北15条以北は何もないわ、北大はまだ北大じゃなくて東北大だわ、なかなか見ていて面白い。

「北海道拓殖概覧 明治44年末現在」:こちらは北海道全体の土地利用の様子もあるが、やはり目を引くのは鉄道路線だろう。北は音威子府までで稚内まで線路は無く、東は釧路までで根室までの線路はない。函館本線も北線だけだし(室蘭までは通じている)、昔に思いをはせるのである。

■三岸好太郎美術館「mima-no-me #みまのめ VOL.7」。今回は美術館の2階全体を使って、4名の展示がされていた。
三村紗瑛子「すべてから始まるように」:人は登場しないが、かすかに人の痕跡を感じさせる室内風景を描いた作品。

井川ゆきな「記憶のかたち-しるべ-」:グランビスタギャラリーで展示をしていた人。生命を感じさせる。

井川ゆきな「意識のかたち-祈り-」:とくにこれは人体像、さらに言うと、聖母かもしれない。

嶋崎由真「Grunge」:どこか過剰な人を描く作家。これなど、まさに現代を象徴する若者と言われればその通りと思うのかも。

嶋崎由真「黄I」「黄II」「紅I」「紅II」「翠」(左から):こちらも、それぞれ個人的にはお付き合いしたくない人物像に見える。内面にやりきれない感情を抱えているのをこう捉えた作品なのか。

大泉力也「この夜のすべてみたいに」:こちらはうって変わって、ストイックな色彩と形。

大泉力也「rain」「eclips」「同じ話をする」(左から):ストイックではあるものの、ある種の欠落を描いているのかもしれない。

他の観覧者は1名と空いていた。

大通西12丁目。いつもは撤去されるはずのベンチが雪に埋もれていた。観測記録史上最大だったドカ雪のせいか、はたまたいろいろと手が回らなくなっているのか。

■さいとうギャラリー「ゆく年くる年'21~’22展-ウシさんからトラさんへ-」。
泉修二「開運おみくじ」:この展覧会を見て、おみくじを引くと、年末感が湧いてくるのである。いつもありがとうございます。但し、毎年書いているのだが、私は占い、運試しの類を一切信じない。
寒いが天候はまずまずの中、出発。

■三岸好太郎美術館「三岸が愛した札幌」。ほぼ常設展で作品展示には特筆するものなし。ちょっと珍しかったのが9.5mmフイルム映写機で、これは本間紹夫が所有していたものらしい。またそのフィルムも残っており、デジタル化されたものが上映されていた。内容は中島公園やヴェニス風景などがあったが、本間の家がお金持ちであった故だろう。
動画そのものは撮影禁止だったので、パテ社の映写機の方を撮影。

それから、個展で作品を借りたお礼に行った三岸節子が、本間の依頼を受けて描いた「果物」という水彩画が展示されていたが、これは初めて見たかもしれない。
「大正5年札幌市街図」:札幌の資料が2点、展示されていた。これは三岸が子供の頃の札幌市。北15条以北は何もないわ、北大はまだ北大じゃなくて東北大だわ、なかなか見ていて面白い。

「北海道拓殖概覧 明治44年末現在」:こちらは北海道全体の土地利用の様子もあるが、やはり目を引くのは鉄道路線だろう。北は音威子府までで稚内まで線路は無く、東は釧路までで根室までの線路はない。函館本線も北線だけだし(室蘭までは通じている)、昔に思いをはせるのである。

■三岸好太郎美術館「mima-no-me #みまのめ VOL.7」。今回は美術館の2階全体を使って、4名の展示がされていた。
三村紗瑛子「すべてから始まるように」:人は登場しないが、かすかに人の痕跡を感じさせる室内風景を描いた作品。

井川ゆきな「記憶のかたち-しるべ-」:グランビスタギャラリーで展示をしていた人。生命を感じさせる。

井川ゆきな「意識のかたち-祈り-」:とくにこれは人体像、さらに言うと、聖母かもしれない。

嶋崎由真「Grunge」:どこか過剰な人を描く作家。これなど、まさに現代を象徴する若者と言われればその通りと思うのかも。

嶋崎由真「黄I」「黄II」「紅I」「紅II」「翠」(左から):こちらも、それぞれ個人的にはお付き合いしたくない人物像に見える。内面にやりきれない感情を抱えているのをこう捉えた作品なのか。

大泉力也「この夜のすべてみたいに」:こちらはうって変わって、ストイックな色彩と形。

大泉力也「rain」「eclips」「同じ話をする」(左から):ストイックではあるものの、ある種の欠落を描いているのかもしれない。

他の観覧者は1名と空いていた。

大通西12丁目。いつもは撤去されるはずのベンチが雪に埋もれていた。観測記録史上最大だったドカ雪のせいか、はたまたいろいろと手が回らなくなっているのか。

■さいとうギャラリー「ゆく年くる年'21~’22展-ウシさんからトラさんへ-」。
泉修二「開運おみくじ」:この展覧会を見て、おみくじを引くと、年末感が湧いてくるのである。いつもありがとうございます。但し、毎年書いているのだが、私は占い、運試しの類を一切信じない。
