散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

20211225ギャラリー巡り

2021-12-25 12:43:11 | 美術・アート
本日は三岸→資料館→大通→三越→スカイホール→さいとうの6か所。年末年始休業に入ったところもあるし、今日の私の主目的が本の大量購入なので、ギャラリー巡りの数は少なめ。

寒いが天候はまずまずの中、出発。



■三岸好太郎美術館「三岸が愛した札幌」。ほぼ常設展で作品展示には特筆するものなし。ちょっと珍しかったのが9.5mmフイルム映写機で、これは本間紹夫が所有していたものらしい。またそのフィルムも残っており、デジタル化されたものが上映されていた。内容は中島公園やヴェニス風景などがあったが、本間の家がお金持ちであった故だろう。

動画そのものは撮影禁止だったので、パテ社の映写機の方を撮影。



それから、個展で作品を借りたお礼に行った三岸節子が、本間の依頼を受けて描いた「果物」という水彩画が展示されていたが、これは初めて見たかもしれない。

「大正5年札幌市街図」:札幌の資料が2点、展示されていた。これは三岸が子供の頃の札幌市。北15条以北は何もないわ、北大はまだ北大じゃなくて東北大だわ、なかなか見ていて面白い。



「北海道拓殖概覧 明治44年末現在」:こちらは北海道全体の土地利用の様子もあるが、やはり目を引くのは鉄道路線だろう。北は音威子府までで稚内まで線路は無く、東は釧路までで根室までの線路はない。函館本線も北線だけだし(室蘭までは通じている)、昔に思いをはせるのである。



■三岸好太郎美術館「mima-no-me #みまのめ VOL.7」。今回は美術館の2階全体を使って、4名の展示がされていた。
三村紗瑛子「すべてから始まるように」:人は登場しないが、かすかに人の痕跡を感じさせる室内風景を描いた作品。



井川ゆきな「記憶のかたち-しるべ-」:グランビスタギャラリーで展示をしていた人。生命を感じさせる。



井川ゆきな「意識のかたち-祈り-」:とくにこれは人体像、さらに言うと、聖母かもしれない。



嶋崎由真「Grunge」:どこか過剰な人を描く作家。これなど、まさに現代を象徴する若者と言われればその通りと思うのかも。



嶋崎由真「黄I」「黄II」「紅I」「紅II」「翠」(左から):こちらも、それぞれ個人的にはお付き合いしたくない人物像に見える。内面にやりきれない感情を抱えているのをこう捉えた作品なのか。



大泉力也「この夜のすべてみたいに」:こちらはうって変わって、ストイックな色彩と形。



大泉力也「rain」「eclips」「同じ話をする」(左から):ストイックではあるものの、ある種の欠落を描いているのかもしれない。



他の観覧者は1名と空いていた。



大通西12丁目。いつもは撤去されるはずのベンチが雪に埋もれていた。観測記録史上最大だったドカ雪のせいか、はたまたいろいろと手が回らなくなっているのか。



■さいとうギャラリー「ゆく年くる年'21~’22展-ウシさんからトラさんへ-」。
泉修二「開運おみくじ」:この展覧会を見て、おみくじを引くと、年末感が湧いてくるのである。いつもありがとうございます。但し、毎年書いているのだが、私は占い、運試しの類を一切信じない。

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木曜日のはしご(3)

2021-12-23 21:10:11 | 飲み歩き・琴似界隈
まだそれほど遅い時間じゃないし、もう少し帰りたくない。どうやら1年半ぶりになるらしい、ダイニングバー「S」へ。

幸い入口側のカウンター席が他の客から遠く(そもそもそんなに混雑してないが)、そこに腰を下ろして、スペインの赤ワインを注文。通しはトマト風味のパスタ。



ここに来たら、お得な生ハムを食べなくては。



もうちょっと何かつまみたくて、赤ワインお代わりとフライドシュリンプ。



エビがつまみやすく、あっという間に食べてしまった。



これですっかり満足したようで、足元も危ないのでタクシーで帰宅。良い息抜きになったが、翌日は二日酔い気味だ。
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木曜日のはしご(2)

2021-12-23 20:10:10 | 飲み歩き・琴似界隈
足下が滑る中、注意しながらJR琴似駅方面へ。2軒目は琴似のバー「D」だ。先客は1名で、私は逆サイドのカウンター端に座る。

1杯目はグレンアラヒ15年。スペイサイドのウイスキーなので、もう少し中庸かと思ったが、チョコレートやナッツのような甘い味わいがする。シェリー樽で熟成させたせいだろうか。


→暗くてこんな写真に…。

2杯目は久々にカクテルを作ってもらおうということで、今年のテーマ、ディタで強いものをとお願いした。するとアクアビット+ペールラバ+ディタのカクテルが登場。実にエッジの効いたスピリッツ2種とほんのり甘いディタの組み合わせはなかなか良い。



3杯目はアードベッグキルダルトン10年シェリーカスク(モルトマン)(写真なし) 。なかなか高価なウイスキーとあって、半分量で出してもらうことにした。これをチビチビと飲むのだが、圧倒的な濃い甘味。これは良いものを飲んだと満足して、さて、次はどうする?
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木曜日のはしご(1)

2021-12-23 18:59:00 | 飲み歩き・琴似界隈
毎週木曜日になると精神的な限界を迎えて外に出たくなる(4日間家にこもっているのだ)。金曜日まで来ると、明日は休みだという感覚から楽になるんだけどね。などと言い訳しつつ、仕事終わりに外に出た。うーむ、寒いね。

1軒目は二十四軒の居酒屋「F」だ。約1か月ぶりの訪問となり、先客2名からそれぞれ離れた席に座る。1杯目はいつもの酎ハイでスタート。通しは鶏のから揚げ。揚げ置きで冷めているが、1人前頼むとそれで終わりになってしまうので、ちょっとだけ食べられるのが嬉しいよね。



今日のメニューからカクテキを注文し、後は串物を頼んでいこう。



久々の親鳥。硬いところを噛みしめる。



ちょっと野菜っ気も欲しいところで、しし唐。



酎ハイをお代わりして、ひな皮。味付けをタレにしてもらう。



今日は少し多めに飲むことにして、麒麟山を注文。



何となくゲソ焼きが食べたくなったのだが、品切れということで、ささみを注文。



とりあえず一旦このくらいにしておこう。ちょうど次の客が来たところで、勘定をしてもらい、次へ。

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Back to 2003年

2021-12-23 16:02:47 | いろいろ写真館
私がブログを書き始めたのが2005年(旧ブログ)である(但し、遡って書いた記事もある)。デジカメを初めて手にしたのが2002年なので、2002年~2005年4月くらいまでの写真はほとんど公開していないはずなのだ。思い出すと、会社のビンゴ大会でデジカメが当たったんだよね。

ということで、また適当に2003年のある日の写真を公開する。

琴似神社横にあるビル。ここはいろいろな店が入れ替わっていたが、最近しばらくはステーキ&ハンバーグの店として営業している。



澄川2条1丁目の銭湯。素晴らしい構えだが、もう無いだろうな。



運送会社の社訓というかキャッチフレーズを看板にしたもの。気になっている人は非常に多く、ネット上にも沢山の写真があるが、最近のものはあまりなさそうだ。この看板も無くなってしまったのかな。



札幌市中央図書館の近くにあった食堂。閉店寸前に存在を知り2回行ったけど、何とも美味いラーメンであった。



もう少し写真をちゃんと取っておけば良かったと思う所は多い。
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20211222最近読んだ本

2021-12-22 23:11:10 | 読書
■「追懐のコヨーテ」森博嗣

■「ジグソーパズル48」乾くるみ
女子高生モノ? と思ったら、最初の短編から構想に驚かされる、ロジカルミステリ集。

■「霊視刑事夕雨子2」青柳碧人
霊が見え、殺された人と話ができる刑事。設定がズルっぽいが、そこにはいろいろ趣向がある作品。

■「読書で離婚を考えた」円城塔、田辺青蛙
夫婦作家がお互いに本を推薦してその感想を書くリレーエッセイ。私は若いころの反省から、人には本を勧めないし、勧められないようにしている。

■「虚構推理逆襲と敗北の日」城平京
キリンの霊とそれにまつわる殺人事件を解く(また霊モノか)。きちんと推理小説としては読めるし、全体を通した別のしかけもある。

■「裏世界ピクニック7」宮崎伊織
ある種、このシリーズの解決編となった作品。訳の分からない怖さが減少したように思う。

■「見えざる網」伊兼源太郎
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Back to 2002年

2021-12-22 20:08:27 | いろいろ写真館
平日はほとんど外に出ず、何事も起きないので、過去の写真を発掘してみた。

無くなったお店もあるね(大通西12)。



この店も閉店してしまった(大通西8)。



どこにあった食堂だったかな…。



いまだ健在の居酒屋さん(昼は定食堂)(西区二十四軒4条5丁目)。



これはとっくに無くなった焼肉店(西区二十四軒)。



これも無くなった店。ここはものすごく店が入れ替わる所だったが、今は息の長いフレンチビストロになっている(西区二十四軒4条7丁目)。



結構懐かしい写真が多くてハッとしたのだが、そう思うのは私だけだろう。
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a pot of coffee

2021-12-19 14:24:46 | 食べ歩き
来週の家飲みのための炭酸を購入し、帰る途中でカフェ「KC」へ。いつも店名を冠したブレンドコーヒーばかり注文しているのだが、今日はちょっと変化をつけて、タンザニア・キリマンジャロ・キボを注文する。1カップと1ポットで100円しか違わないので、2杯くらい飲めるらしいポットで注文する。



どれどれ、ほう、香りからしていつものブレンドとはだいぶ違うね。飲んでみると、ブレンドしていないせいか、非常にすっきりした香りがする。但し、私好みよりは酸味が強い。2杯飲むと結構胃にくると思い、珍しく出してもらったミルクを途中から入れて少し酸味を和らげよう。

ゆっくりコーヒーを飲みながら、読みかけの面白いミステリを読み、精神的にもゆとりの感じられる時間となった。勘定をしてもらおうと立ち上がったとき、入口に大人数のグループが見えたので、帰るタイミングもぴったりだった。

琴似神社の前あたりは歩道の除雪が非常に良く行き届いており、実にありがたい。



歩道っていつの間にか除雪されているのだが、いったい誰がやってくれているのだろう。キャタピラの跡があるので、誰かが小さい除雪機を出してくれているのだ。感謝したいものである。
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ごく普通の

2021-12-19 12:29:27 | 食べ歩き
最近、年末年始に向けて本を多めに購入中である。ある程度のボリュームが揃ってきたが、おそらく12月25日に書店のポイントを全部放出+ボーナスの一部を使った大量購入で年末を迎えることになる。とはいえ、年末年始休暇は暦通り+1日の7連休の予定なので、それほど読めないだろうなあ。でも、年始恒例の飲み会が開催されないだろうから、それなりに時間はあるのかも。

それはさておき、今日も新古書店を覗くために琴似の街へ。冬に向けて靴も新しく買ったし、通勤回数が激減しているし、今冬は転ばないかもと思っていたら、歩いている途中、いきなり転んでしまった。幸いダメージの少ない転び方だったが、手をついて土下座状態になってしまい、心が若干傷つく。しかし、一度転んでおけば、後は慎重になるものだ…、ということにしておこう。

さて、今日の昼食は昔からの蕎麦処「S」に何となく吸い込まれてしまった。今日も寒いからなあということで、たぬきとじ蕎麦を注文。きわめて平凡な種ものであるが、更科蕎麦と少し甘めの汁で、これはこれで良い。



お得なのは天丼セットらしいが、今日はそこまで腹が減っていなかった。海苔の香りがなかなか良いが、メニューの中に花巻そばは無い模様。冬のメニュー、鍋焼そばもちょっと気になるね。

店内は混雑していなかったが、先客数名とは逆サイドの離れた席に座ったので、かなり落ち着いて食べることができた。



また機会があったら、丼ものと蕎麦のセットを試してみよう。

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久々のあら汁

2021-12-18 16:10:49 | 飲み歩き・大通周辺
今日の1食目は朝食兼昼食で少し時間が早かったため、夕方、一杯いけそうな気分になってきた。ということで、久しぶりに狸小路の「L&U」へ。ちょうど谷間の時間帯とあって、カウンター席はガラガラだ。私はテレビが見づらい方の一番奥に座ったが、テレビを見やすい列の方が人気らしく、誰も寄ってこないのである。

札幌の最高気温がマイナス4℃とさすがに寒かったので、菊正宗の燗酒(大)でスタート。通しは1皿盛り放題だが、少し控えめにチキンフライ、スパサラ、ザーサイの和え物を持ってくる。



たっぷりある燗酒を飲みながら、あまりボリュームのあるつまみは食べられないので、刺身でも頼むか。本日お勧めには、根室産銀かれいと羅臼産そいがあったので、銀かれいを注文してみた。



うーむ、鮮度も申し分ないのだろうが、これはちょっと脂の強すぎる感じだね。まあ、昨今はこういうのが好まれるのだろうなあ。

そしてコロナ禍でしばらく中断していたらしい、この店の名物あら汁(無料)を久々に頂くことにしよう。



一味唐辛子を振って食べると、魚のあらがたっぷり(小骨もたっぷりだが)、野菜もトロトロ、程よい脂がでた味わいになっている。骨の部分にコブがあったから、鯛のあらをかなり大量に使っているな。上品かつパワフルでもあるあら汁をつまみに、酒を飲みほした。

メニューを改めてよく見ると、ありとあらゆる酒のつまみがあるし、実際に頼んでいる人がいたが、鍋物(石狩鍋、豚キムチ鍋、あんこう鍋)も1人前から頼めるのである。腹が十分に減っていれば一人鍋も良し、軽く行くなら冷奴でも良いんだよなと、次回の妄想を膨らませて終了。



もう疲れた。帰りましょう。

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