散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

安住の地

2021-12-25 14:59:11 | 飲み歩き・すすきの周辺
本を大量購入するには時間がかかるので、先に昼食を取ろうと思ったら、札幌駅界隈はどの店も大混雑だ。人気店はもちろん、普段はそこまでじゃないだろうという店まで、混雑している。諦めて先に本屋さんに行ったものの、買い物を終えてもあまり様子は変わらないのであった。

こうなると、あきらめてすすきの方面に行こう。まだ昼過ぎ、すすきのが混雑していることは無かろう。ということで、地下鉄ですすきのへ。そこから5分ほど歩いて、蕎麦「AH」へ。蕎麦屋さんも年末になると危険だが、まだ今日はそこまで込むまい。

予想通り、程よい客の数の中、カウンター席に座り、年末年始休みの初日なので、一杯やるとしますか。まずは黒松白鹿本醸造を燗してもらい、さつま揚げ、ししゃも胡麻揚げをつまみとして注文する。



燗酒は程よい具合でなかなかいい。つまみもあまり蕎麦屋っぽくはないが、少なめで良いよね。周りの人たちも割と酒を飲んでいる人は多い。しかしながら、大人・少人数ばかりなので、騒がしさはない。思い切って、すすきのに移動してきて大正解だ。

つまみを少し残しつつ、国稀純米銀風(冷酒)を注文。隣客のオヤジも言っていたが、この店の1合徳利はたっぷり入っていて、とても1合とは思えない(いや、他の店が7斥位だったりするんだよな)。



少し酒を持て余しつつ、締めはかけそばにしよう。種物も気になっていたのだが、ゆっくりつまみを食べているうちに、そんなに食べられない状況になってきたのだ。そしてまた、この店のかけそばは美味いのだ。



しばらくそのまま食べ、途中から白ネギ、そして一味唐辛子を投入。最後に蕎麦湯を入れて飲むと、もう腹が一杯だ。今日はこのくらいにしておくか。年内また街中に出てくる予定はあるのだが、飲食店の混雑には気をつける必要がありそうだ。

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20211225ギャラリー巡り

2021-12-25 12:43:11 | 美術・アート
本日は三岸→資料館→大通→三越→スカイホール→さいとうの6か所。年末年始休業に入ったところもあるし、今日の私の主目的が本の大量購入なので、ギャラリー巡りの数は少なめ。

寒いが天候はまずまずの中、出発。



■三岸好太郎美術館「三岸が愛した札幌」。ほぼ常設展で作品展示には特筆するものなし。ちょっと珍しかったのが9.5mmフイルム映写機で、これは本間紹夫が所有していたものらしい。またそのフィルムも残っており、デジタル化されたものが上映されていた。内容は中島公園やヴェニス風景などがあったが、本間の家がお金持ちであった故だろう。

動画そのものは撮影禁止だったので、パテ社の映写機の方を撮影。



それから、個展で作品を借りたお礼に行った三岸節子が、本間の依頼を受けて描いた「果物」という水彩画が展示されていたが、これは初めて見たかもしれない。

「大正5年札幌市街図」:札幌の資料が2点、展示されていた。これは三岸が子供の頃の札幌市。北15条以北は何もないわ、北大はまだ北大じゃなくて東北大だわ、なかなか見ていて面白い。



「北海道拓殖概覧 明治44年末現在」:こちらは北海道全体の土地利用の様子もあるが、やはり目を引くのは鉄道路線だろう。北は音威子府までで稚内まで線路は無く、東は釧路までで根室までの線路はない。函館本線も北線だけだし(室蘭までは通じている)、昔に思いをはせるのである。



■三岸好太郎美術館「mima-no-me #みまのめ VOL.7」。今回は美術館の2階全体を使って、4名の展示がされていた。
三村紗瑛子「すべてから始まるように」:人は登場しないが、かすかに人の痕跡を感じさせる室内風景を描いた作品。



井川ゆきな「記憶のかたち-しるべ-」:グランビスタギャラリーで展示をしていた人。生命を感じさせる。



井川ゆきな「意識のかたち-祈り-」:とくにこれは人体像、さらに言うと、聖母かもしれない。



嶋崎由真「Grunge」:どこか過剰な人を描く作家。これなど、まさに現代を象徴する若者と言われればその通りと思うのかも。



嶋崎由真「黄I」「黄II」「紅I」「紅II」「翠」(左から):こちらも、それぞれ個人的にはお付き合いしたくない人物像に見える。内面にやりきれない感情を抱えているのをこう捉えた作品なのか。



大泉力也「この夜のすべてみたいに」:こちらはうって変わって、ストイックな色彩と形。



大泉力也「rain」「eclips」「同じ話をする」(左から):ストイックではあるものの、ある種の欠落を描いているのかもしれない。



他の観覧者は1名と空いていた。



大通西12丁目。いつもは撤去されるはずのベンチが雪に埋もれていた。観測記録史上最大だったドカ雪のせいか、はたまたいろいろと手が回らなくなっているのか。



■さいとうギャラリー「ゆく年くる年'21~’22展-ウシさんからトラさんへ-」。
泉修二「開運おみくじ」:この展覧会を見て、おみくじを引くと、年末感が湧いてくるのである。いつもありがとうございます。但し、毎年書いているのだが、私は占い、運試しの類を一切信じない。

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