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日経平均は約4カ月半ぶりの高値で着地したものの

2019年09月15日 | 捕らぬ狸の経済


 9月13日
 日経平均 2万1988.29円(+228.68円)
 TOPIX 1609.87(+14.77)
 出来高 18億0068万株
 長期金利(新発10年国債) -0.160%(+0.055)
 1ドル=107.95円(0.05円安)


 9月9日   2万1318円  9億6437万株 1兆7087億円
 9月10日  2万1392円   14億1720万株 2兆2702億円
 9月11日  2万1597円  16億8549万株 2兆7371億円
 9月12日  2万1759円  15億8230万株 2兆7701億円
 9月13日  2万1988円  18億0068万株 3兆3348億円


■株探ニュース 2019.9.14
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今週の【早わかり株式市況】9連騰・4カ月半ぶり高値、米中対立懸念の後退と円安を好感

今週の相場ポイント
1.日経平均は大幅続伸、米中対立への懸念後退と為替の円安進行などが追い風に
2.9連騰を記録し約4カ月半ぶりの高値、週末は2万2000円台回復の場面も
3.米中対立の構図が和らぎ、米長期金利の底入れで景気後退への警戒感が薄まる
4.トランプ米大統領が中国製品に対する関税引き上げの延期表明で市場心理改善
5.ECBによる3年半ぶり利下げと量的緩和の再開もリスクオンの流れを後押し


週間 市場概況
今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比788円(3.72%)高の2万1988円と2週連続の大幅高。
2週間の上げ幅は1283円に達した。


今週は米中対立の構図が和らいだことや、日米欧の中央銀行による金融緩和政策への期待を背景に一気にリスクオンの流れが強まった。
海外ファンドなどの先物買い戻しも加わり、日経平均は“押し目待ちに押し目なし”の展開で9連騰を記録、週末は取引時間中に2万2000円台に乗せる場面もあった。

週明けの9日(月)は世界景気減速に対する懸念がやや後退、先物への買い戻しなどを絡めて前週の流れを引き継ぐ形で日経平均は上値指向を継続した。
11日(水)は米長期金利が底入れ反転を鮮明としたことが、リスク選好ムードを助長、引き続き円安も好感される形となった。
12日(木)は中国政府が一部の米国製品を報復関税の対象から除外することを決め、これに対して、トランプ米大統領が2500億ドル分の中国製品に対する制裁関税引き上げの延期を表明、米中関係が更に良化しているとの思惑が株高を支えた。
そして、週末13日(金)は前日にECBが3年半ぶりの金融緩和と量的緩和の再開を決めたことで、市場心理が一段と改善。
ドル高・円安も進んだ。
加えて、トランプ米大統領が中間所得層を対象とする減税を計画しているとの報道も好感され、日経平均は約4カ月半ぶりの高値で着地した。


来週のポイント
来週は9連騰しているだけに調整場面がありそうだ。
ただ、米中関係の改善や円安進行を追い風に調整を交えながら上値を追う展開が期待できそうだ。


日々の動き(9月9日~9月13日)
9月9日(月)  5日続伸、200日線を上回り1ヵ月ぶりの高値圏
         日経平均 21318.42( +118.85)  売買高9億6437万株 売買代金1兆7087億円

9月11日(水) 7日続伸、米中協議の進展期待でリスク選好の流れ
         日経平均 21597.76( +205.66)  売買高16億8549万株 売買代金2兆7371億円

9月12日(木) 8日続伸、米株高や円安で1年ぶりの連騰記録
         日経平均 21759.61( +161.85)  売買高15億8230万株 売買代金2兆7701億円

9月13日(金) 9日続伸、米中協議への期待で一時2万2000円回復
         日経平均 21988.29( +228.68)  売買高18億0068万株 売買代金3兆3348億円


■モーニングスター 2019.9.14
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株式週間展望=日経平均2万2000円回復/米中歩み寄り踏み上げ相場に、一服想定も調整浅い

日本株は新局面に入ったのか。
米中関係に雪解けムードが漂った今週(9~13日)、日経平均株価が一時4カ月ぶりに2万2000円台を付けた。
カラ売りをのみ込む踏み上げ相場がスケールを増し、指数は週足で今年初の一目均衡表の抵抗帯「雲」を突破。
FOMC(米連邦公開市場委員会)と日銀の金融政策決定会合を控える来週(17~20日)は利益確定売りの拡大が予想されるものの、下値は固いとみられる。

今週の日経平均終値は2万1988円と前週比で788円上昇した。
週間の値上がり幅としては、1月第2週の797円に次ぐ今年2番目の大きさ。
貿易摩擦をめぐって米中両国が歩み寄りの姿勢を見せたことを受け、売り方が買い戻しを急いだ格好だ。

日足で一目雲を今週早々に突き抜けた日経平均は、ついに週足でも昨年終盤以来となる抵抗帯の上に浮上した。
およそ2万1700円で推移し、7月のもみ合い局面では越えられなかった雲上限を今回あっさりと上回ったのは、需給的な要素が濃い。
上昇する指数に誘発されたカラ売りが、相場のカンフル剤として作用した。

日経平均の動きが2倍に反映される代表的なETF(上場投資信託)のNEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(=日経レバ、1570)は、足元で信用売り残と貸株残が急増した。
反落を予期した投資家の見込みが外れ、反対売買を通じて結果的に株価上昇に貢献している構図を端的に示している。

ただ、それでも来週は上げ一服が想定される。
テクニカルでは騰落レシオ(25日)が140超の過熱域に達し、需給面でもメジャーSQ(特別清算指数)算出日を通過し上値への思惑が薄まる可能性がある。
FOMCでの追加利下げは織り込まれているとみられ、いったん相場はトーンダウンする可能性がある。
日銀金融政策決定会合も、円安が進んだことで追加緩和の可能性は限りなく縮小した。

もっとも、カラ売りが残るため、調整は浅そうだ。
日経平均の想定レンジは2万1600円~2万2300円。 (市場動向取材班)


先週、久しぶりに秋晴れのようなスカッとした毎日を送ることが出来た。
8月中は、さえない毎日だっただけに、梅雨明けを迎えた爽やかさ。
さて、来週の相場は?

 「日経平均は約4カ月半ぶりの高値で着地した。」
 「来週は9連騰しているだけに調整場面がありそうだ。」
 「利益確定売りの拡大が予想されるものの、下値は固いとみられる。」

売買代金も9月13日は、3兆円を超えた。
出来高が膨れあがってくれば、さらなる株価上昇が期待できる。

コメント
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