第46回わたぼうし音楽祭 (YouTubeでご覧ください。共有させてもらっています)
本日14時から始まったこの音楽祭。11年前に奈良県文化会館で聴かせてもらったことがある(マイブログに記事あり)が、大変素晴らしかったと記憶している。その縁からか、先日自宅へ今年の音楽祭はインターネットで配信するとのはがきをいただいたので、本日YouTubeで見せてもらった。
詳しくはこの動画を見ていただくのが確かなのですが、概要と自分が感じたことを簡単に書いておきたいと思う。
この音楽祭は、奈良たんぽぽの家という団体が主催する障がい者が作詞または作詞・作曲した音楽を発表する全国規模の音楽祭で、文部科学省も後援しているものである。
だから、小さなコンサートとは違って、素晴らしい内容の歌詞と曲を聴くことができる。
今回、インターネット配信だったのと最後に自分が一番気にいった曲を投票することができるので、真剣に聞いた。
1曲目から8曲目までどの曲も、本当に素晴らしい。
曲名と私が勝手に解釈したポイントを少しだけ書いておくと、
1 「変わったもの、変えてゆくもの」
世界はコロナ禍で変わったかもしれないが、暗くならないようにしよう。
自分が中一になった時の喜びを原点に。
2 「やわらかな心」
今はどんなに息苦しくても、小さな優しさを積み上げていくことにより、変わって行ける。
胸の鼓動が響く限り、私たちの希望は消えない。
3 「14歳の決心」
耳が聞こえないことで、不安は大きいが、覚悟を持って乗り越えたい。
「できないこと」を探すのではなく、「できること」を探そう。
4 「自由」
視覚障がいというハンデは大きいが、「目が見えなくても、歩くことはできる」
「見えなくても人に出会える」「見えないから風を感じる、花を感じる」
不自由ではなく私は自由。(I'm free.)
5 「僕の一日」
毎日、ワークショップでパンを作っている。毎日人と出会える喜び。買ってくれる喜び。
シンガーソングライターとして活動して、おっかけまでいるんだよ。
6 「明日、来るさ」
日々前を向く、一生懸命やる。最後まであきらめずに取り組む。ゆっくり一歩ずつ。
7 「轍と足跡」
僕の今までの足跡は弱弱しくて、涙が多かったかもしれないが、自分が乗っている車いすの轍が
これから、支えてくれる人と一緒に続いていける。思いやりや友情を通して。
8 「目にうつるものだけがほんとではないよ」
他人から見たら、自分は何もできないように見えるかもしれないけど、眠っているように見えても 心は叫んでいる。そういうことをわかってほしい。そして、少し手を貸してほしい。
勝手な解釈で、事実ではない部分もあるかと思いますが、この動画をご覧いただく導入にでもなればと思い書かせていただきました。どの曲が大賞をとったかとか、是非ご覧ください。
このような素晴らしい楽曲を、是非、NHKのど自慢のような時間帯に放送してほしいものです。
(難点は少し、時間が長いということかな?と思います。)