先ほどNHKで放送されていた「プロフェッショナル」をご覧になられましたか?
何気なく見た私ですが、感動しました。
どういうところに感動したかというと、何かの病気で余命が短い子供に真に寄り添う姿にです。
例えば、、子供が泣いたら「泣かないで」とか、怒ったら「怒らないで」というのが普通の大人ですが、佐々木さんはそうではありません。その子供が「泣きたい」ときは「泣きたいだけ泣かせてあげ」、「怒りたい」ときは「怒りたいだけ怒らせてあげる」感じです。
でも、子供に注射をするとき、子供が「もう少し待って」と言葉では言っていても、手を引っ込めない行動を注視し、そんな時は注射してもよいと医師に合図します。
「真に寄り添う」というのは簡単ではありません。
時に、亡くなる10日前に両親にあててのビデオを撮ってと頼まれたりもします。
できるだけ、笑顔のビデオをきっちりと撮ってあげていました。
そのビデオでの子供の言葉が凄いです。
「自分が生きられなかった分まで、大事に生きて!」との願いです。
「大事に生きて」という言葉には重みがあります。
また、佐々木さんは若くしてお母さんを癌で亡くされているそうですが、葬儀での周りの大人の対応がしっくりとこなかったと言っています。
それは、「かわいそうね」という真に寄り添っていない言葉からくるものでしょう。
だから、佐々木さんはアメリカにわたり、日本に50人もいないというこのスペシャリストを目指したようです。
そこには「どんなに短い人生でも祝福されるべきだ」という強い思いがあるようです。
新型コロナが昨日から5類になり、マスクをする人も徐々に減っています。
これから、4年前の生活に戻ることを心から願っています。
そして、人生を大事に生きましょう。