今日午後、かつての職場の同僚だった人の葬儀に出席した。
享年56歳。私と同い年だ。
前から、かなり悪いことは聞いていたが、やはり現実のことになるとなんともやるせない気分だ。
つい1週間ほど前に、1月頃からもらえなくなったメールのことが気になっていたのは、何かの虫の知らせか?
もう少し、気がつくのが早かったらと本人や家族の方はさぞ悔やんでいることだろう。
でも、どうしようもないのが現実だ。
現実を受け入れ、自分でできる範囲のことは頑張る。それ以外に何があるのだ。
自暴自棄になってはいない、芯の強い彼だから。最後まで家族との思い出を大事に力強く天命を全うし、逝ってしまった。
みんなに花いっぱいにしてもらい、見送ってもらえることは、故人としてはわからないかもしれないが、きっと、伝わっていることだろう。
霊柩車のブヲーという低い音がもの悲しく秋の空気を振動させて、出て行った。
合掌。