実は、先日NHK+(1週間分くらいの最新ニュースをNHKの受信料を払っている人が手続きをすれば無料で見ることができるもの)に登録したついでに、NHKオンデマンドにも加入した。(こちらは有料月約千円)
そこで、オンデマンドで先日途中までしか見ることのできなかった最澄に関するヒストリアを見た。
最澄は歴史で学習したように天台宗を開いた偉大な僧であるが、詳しいことは今まで知らなかった。
この動画を見ることによって、始めて最澄の教えの一端を知ることができたのだが、その教えを一言で言い表したのが、
「一隅を照らす」 という言葉だ。
この言葉の意味を自分なりに解釈すると、「一隅」とは自分が立っている場所。つまり、他の誰もが立つことのできない場所。そこを照らしなさいという。「照らす」というのはその場所で輝くということ。つまり、自分のできることを精一杯しなさいということ。
そうすれば、一が千にも万にもなって世界を照らして素晴らしい世の中になるだろうという素晴らしい教えである。
この教えは、平安時代以降の各宗派に影響を与え、脈々と受け継がれているようである。
先日アフガニスタンに命を水をもたらし、偉大な功績を残された中村哲医師もこの教えに導かれていたとのこと。
翻って、自分はどうだろう。
「一隅を照らしている」と言えるだろうか?
まだまだである。
しかし、この言葉を知ったからには、そうありたいと思う。
あとは、実行あるのみ!